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日韓戦の1試合中止で、むしろ見どころは増えた

台風17号の影響により、9月29日(土)に予定されていたキングス-安養KGC戦が中止となりました。キングスのホームゲームが中止になったのは、誕生6シーズン目にして初めてのこと。
キングスはプレシーズンの中国遠征も辞退しており、bjリーグ開幕前の調整に少なからぬ影響を与えたと思います。ホームゲームの開催中止は興行収入的にも打撃ですし、試合を楽しみにしていたファンにとっても残念でした。
しかし日韓戦の1試合が中止になったことにより、9月30日(日)に行われる一発勝負に向けて、むしろ見どころは増えました。それは、両者が異なるリーグに所属するチーム同士であることに起因します。
[見どころ1] 試合球はbjリーグ公式球を使うのか、KBL公式球か。
[見どころ2] 3人制の審判は、両リーグから何人ずつ出すのか。
[見どころ3] 外国籍選手の出場枠は、どちらのレギュレーションに合わせるのか。
2試合開催ならば、土曜はbjリーグ寄り、日曜はKBL寄りといった具合にうまく調整できるレギュレーションの問題も、一発勝負となるとそうはいきません。特に、試合球の選択はシュートタッチに直接影響するので、プレーヤーにとって大きな問題です。
外国籍選手の出場枠は「2人」と聞いています。4人の中から2人を選べるキングスに対し、外国籍選手を2人しかベンチ入りさせることができないKBLは不利といえます。加えて、直前に外国籍選手の負傷交代のあった安養は今回の遠征に外国籍選手を1人しか連れてきていない(おそらく#12 Juan Pattillo)という情報もあり、この点ではキングスに分がありそう。
また、試合会場の沖縄コンベンションセンターは体育館ではなく、床がコンクリートで硬いです。その上にクッション性のあるシートを敷き、さらにその上にスポーツコートを敷いています。キングスにとっては戦いなれたフロアの感触も、KBLにとってはやりづらいフロアである可能性が高く、この点もbjリーグ有利といえます。
その分、試合球をKBL公式球にしたり、ルールを国際ルールに合わせる等して調整するものと思われます。試合の中で、試合以外のところにフラストレーションを溜めすぎず、冷静に対処していく対応力の高いチームが勝利に近づくと予想します。
なお、この試合はbjTVで無料LIVE配信されます。

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この記事を書いた人

「バスケットボールマガジン 琉球バスケ王国」や「バスケットボール沖縄」、バスケットボール専門誌「OUTNUMBER」などに記事を寄稿しています。

コメント

コメント一覧 (2件)

  • この度の台風17号で大変な思いをされたことでしょう。お見舞い申し上げます。
    KGC側の認識としては、おそらく今回は「キングスの招待を受けた」、すなわち「チャンピオンシップゲームズ」という意味合いよりも「プレシーズンマッチ」という意味合いが強いのはないかと思われます。
    ということで、
    [見どころ1] は40分ともに、bjリーグの公式球、スポルディング社製のボールを使用。
    [見どころ2] は3者ともに、bjリーグのレフェリーを採用。
    [見どころ3] はKBLは「オンザコート1」でbjは最大でも「オンザコート3」なので、その折衷案として「オンザコート2」で40分間戦う。
    のではないかと思われます。
    一番懸念されているのは、スポーツコートです。
    以前から「滑りやすい」と、KBLのチーム側から毎年のように不評を聞いています。
    シーズン開幕直前なので、どうかお互いに大きなケガのないよう、日韓王者対決を戦ってほしいものです。

  • kosukさん
    昔はホーム&アウェイで行われていたこの大会も、だんだん練習試合化しつつあり、遂にはテレビ中継すらなくなってしまったことを憂いています。
    kosukさんのように、はるばる沖縄までいらして下さる方に(しかも台風が来ているのに)支えられている大会なのだと思います。
    ケガなく、両チームにとって実り多き試合になって欲しいですね。

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