今週末の試合は、今シーズン0勝4敗とキングスが唯一負け越している島根が対戦相手です。プレイオフ前のホームゲームでなんとかリベンジを、と思っていた矢先にインサイドの大黒柱=ジェフ・ニュートンが負傷欠場ですから、厳しい試合になることが予想されます。
ジェフはミドルシュートがうまいので相手のセンターを外へおびき出すことが出来ますし、ディフェンスリバウンドからのパスが速いので速攻の起点になれます。また、ハイポストからのバックドアプレーでアシストを期待できること等々、彼の不在はチームにとって大きな痛手です。
しかしキングスの歴史の中で、主力選手の怪我をきっかけにチームにケミストリーが生じたことは過去に何度もあったので、これを機にチームバスケに磨きをかけ、ジェフの代わりに出場機会を得た選手の中から日替わりのヒーローが生まれることを期待しています。
これまでの島根戦ではとにかく点を取れていないので(1試合平均64得点)、オフェンスに絞って、今節の見どころを3つ挙げたいと思います。
第一の見どころは、小菅直人のプレーです。
小菅選手の活躍なくして勝利は無い、とさえ思います。彼の島根戦での得点は0点→5点→9点→2点と、今シーズンの直接対決では1試合平均4点しか取れていません。小菅に対して島根は#55横尾達泰と#29波多野和也がフェイスガード気味に付いているので、それをどう振りほどいてフリーを作っていくか。
2つ目の見どころは、いかにして相手のファウルを誘うか。
キングス対島根戦のBOXスコアを見ると島根はけっこうファウルをしているのですが、並里成を止めるために戦略的にファウルを使ってるんですよね。だから、いわゆる「やっちまった!」というようなファウルが少なくて、直接対決で島根のインサイドをファウルトラブルに陥れたことは一度もありません。
リーグ屈指のスラッシャーであるアンソニー・マクヘンリーを中心に、いかにしてファウルを誘うか。早い段階でチームファウルを4つにさせ、こつこつとフリースローで得点を積み上げていくことができれば、必然的に勝利は近づいてくるはずです。ブロックショットランキング1位の#4ジェラル・デービス(216cm)は当然ブロックを狙ってくるでしょうから、“いかにして飛ばせるか”の駆け引きから目が離せません。
3つ目の見どころは、島根のデータにない選手の活躍。
具体的には、今シーズンから加入したテレンス・ウッドベリーと、シーズン途中に加入し、島根との対戦は今節が初めての岸本隆一です。
ウッドベリーの島根戦での平均得点は18.5と安定しており、総得点の1/3を一人でたたき出しています。
また、並里への対策が進んでいる島根に対し、岸本をどう起用していくか。ここ数試合を見ていても「島根戦を意識しているなー」と思えるガードの起用があったので、岸本をどこで投入し、どんなプレーを魅せてくれるでしょうか。楽しみにしています。
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コメント
コメント一覧 (1件)
第一の見どころ、小菅の活躍?
さすがさばにさんですね、
私は小菅がファールトラブルで早々のベンチアウト(もちろん彼には今夜は二桁得点を‥)、で交代のシゲが大爆発の本日のMVP獲得のシナリオを期待していました。