会場に着くなり、「(キングスが試合をしている)石垣島に行ってるんじゃなかったのか?」とお声かけ下さったのは前原の安里幸男先生。おきなわカップ最優先のさばにでございます。
その前原は初日にガードの#7新里くんが怪我。翌日の試合には出場したものの、今度はフォワードの#12鈴木(龍)くんが怪我…。石垣島出身コンビが満足のいくプレーを出来ないまま大会を終えてしまいました。
彼らに代わって活躍したのはガードの#9大城くん。キレのある動きでいい選手ですね。前原は能代カップにも出場するようですし、インターハイ予選の頃にはどんなチームになっているでしょうか。楽しみです。
小禄は初日の台湾戦で悔しい逆転負けを経験しました。3位決定戦に行くか5位決定戦に回るかでは雲泥の差なので、勝てる試合を落としてしまったことが悔やまれます。しかし、選手のポテンシャルは今年も高く、試合中のコーチの指示もきめ細やか。おきなわカップでは未だ沖縄のチームが決勝戦へ進出したことがありませんが、嘉陽先生にはぜひその悲願を達成して頂きたいです。
京北でひときわ目を引いた選手はガードの#4石原くんとフォワードの#8吉田くん。石原くんはタレント集団のチームを巧みにコントロールしていました。吉田くんは粘り強いディフェンスにリバウンドとルーズ。速攻の先頭を走りディフェンスではハリーバックし、いいプレーの後もミスした後もすぐに気持ちを切り替えて次のプレーに集中する。華やかなタイプではありませんが、こういう選手が屋台骨を支えているからこそのラン&ガンなんだろうな、と思いました。
決勝の大濠vs明成は、序盤は明成のリズムでした。圧巻だったのは大濠がシュートを決めた後、明成がインバウンズから速攻を出してレイアップまで持って行ったシーン。大濠が油断していたわけではないでしょうけれど、明成のスピードに面食らった感はありました。
大濠の序盤の危機を救ったのは#13津山くん。個人技で得点を重ね、点差をイーブンに戻したところからはパスを散らして周りを活かしていました。試合の流れを読んだゲームメイクで納得のMVP。#14杉浦くんは194cmのサイズがありながらミドルシュートもうまいと聞いていましたが、本当にその通りの選手で脅威でした。
1ピリ中盤以降は大濠がリバウンドを支配してリードを広げましたが、明成がメンバーチェンジし#16八村くんを投入してからのリバウンドは互角。終盤まで接戦となりました。
大濠の勝因は、試合開始から一貫してインサイドへアタックし続けたことだと思います。明成の高さに対してガードやフォワードの選手が突っ込んでいくのは勇気がいることだと思います。実際、ブロックショットもされていましたが、それでも徹底してインサイドを攻め続けていました。
明成はミドルレンジのシュートが決まっている時間帯は良かったのですが、終盤に確率が落ちてからは攻めきれず、ドリブルを多用して(させられて)いました。それでも試合を通じてディフェンスが良かったですし、#13松本くんや#10白戸くんを中心としたオフェンスはさすがでした。
キングスの試合が行われた石垣島に後ろ髪をひかれながらの観戦となりましたが、やっぱりおきなわカップに来てよかったなと思わせる好チーム・好ゲームの数々でした。今年もいいものを観させて頂きました。
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コメント
コメント一覧 (1件)
今回も楽しく読ませて頂きました♪
速報&観戦記、
ありがとうございますm(_ _)m
八重山バスケットボール協会
の大浜でございます。
キングスホームゲーム八重山開催では、
運営側として、頑張らせて頂いておりましたが、
一息つく度に、
おきなわカップが気になってしょうがありませんでした。笑
武瑠と龍男の怪我、、、心配です(ーー;)
能代カップではベストのパフォーマンスを発揮できる事を願います。
そして、今年こそはと思いながらも、、、結局12回のうち一度も足を運べなかった、、、おきなわカップが来年以降も継続される事も願います。
署名活動等がありましたら、八重山からも沢山集めて送りますので、ご連絡下さいm(_ _)m