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琉球ゴールデンキングスの強化と富山グラウジーズ

昨シーズン、西の最下位だったキングスと東の最下位だった富山グラウジーズ。スタート地点はほぼ同じでしたが、今シーズン躍進を果たしたキングスとは対照的に、グラウジーズは下位に低迷しています。この差がどこから来ているか、僕なりの考えを書こうと思います。
昨シーズン終了後のパーティー会場で、キングスの木村GMから話を聞く機会がありました。
『今シーズン(2007-08)はプレイオフ出場を目標にしていましたが、蓋を開けてみれば優勝を目指しているチームがワイルドカード争いをしていて、プレイオフに出ることすら苦しんでいました。来シーズンは優勝を目指します。』
ひとたび目標を設定すると、そのラインをゴールにするため、目標を超える結果を残すことが難しくなります。だから目標は高いほうがいいのですが、早い段階から『1番になるんだ』という高い基準を設けて準備を進めてきたことが、今シーズンのキングスの躍進につながっていると考えます。
優勝。
これほど具体的で分かりやすい目標はありませんよね。
☆ ☆ ☆
話をグラウジーズに戻します。チームのスローガンは『最下位からの挑戦』ですが、“何に”挑戦するのでしょうか? 目標が分からないので、僕のようなばかにはグラウジーズが迷走しているように見えてしまいます。
チームは先日、スコアリングリーダーであるロドニー・ウェブの契約を仙台に譲渡しました。トレードではなく譲渡です。最下位に甘んじるチームが戦力ダウンしたわけですから、経緯の説明を求められるのは当然のこと。しかし、その説明もないまま『3,000人キャンペーン ホームアリーナをグラレッドで埋めよう』と言われても、ファン心理としては神経の逆なで以外の何物でもありません。
僕はキングス-グラウジーズ戦をホーム/アウェーに関係なくここまで全て観戦しています。今シーズンも3月のアウェー戦を観に行く予定です。お世辞にも交通の便が良いとは言えない富山まで試合を観に行くアウェーブースターというのは、少なからずグラウジーズというチームに魅力を感じているからではないでしょうか。
しかし、今のグラウジーズから魅力を見出すことは困難です。
今後の奮起と巻き返しに期待しています。

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この記事を書いた人

「バスケットボールマガジン 琉球バスケ王国」や「バスケットボール沖縄」、バスケットボール専門誌「OUTNUMBER」などに記事を寄稿しています。

コメント

コメント一覧 (2件)

  • もう、仰るとおり過ぎて返す言葉もありません(T_T)
    どうしたいのか分からないんですもん
    はぁ~il||li _| ̄|● il||li

  • 先日行われた意見交換会の議事録がまだ公開されませんが、
    むしろ今こそ意見交換会をするべきだと感じてしまいます。

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