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【所感】浜松・東三河フェニックス-ライジング福岡

勝ったチームがプレーオフでキングスと対戦する、浜松-福岡戦をbjTVで観戦しました。
■ 第一戦
浜松 70(22-13.15-19.19-17.14-18)67 福岡
■ 第二戦
浜松 61(17-22.14-9.13-19.17-14)64 福岡
■ 第三戦
浜松 21(7-8.14-6)14 福岡
【スターティング5とマッチアップ】
#1大石慎之介(174cm) – #8竹野明倫(173cm)
#15アキ・チェンバース(193cm) – #1仲西淳(180cm)
#0ジャメイン・ディクソン(189cm) – #21加納督大(183cm)
#8太田敦也(206cm) – #2レジナルド・ウォーレン(204cm)
#44サイラス・テイト(203cm) – #4ジュリアス・アシュビー(205cm)
【観戦記】
浜松は3試合通じて不動のスタメン。逆に福岡は、第三戦だけ#8竹野に代えて#11青木康平をスタメン起用していました。
福岡には#2ウォーレンや#4アシュビーといったパワフルなフロントコート陣がいて、しかも#8竹野や#11青木ら得点力の高いガード陣がいるので、僕はてっきりピック&ロールやポストアップを中心にして攻撃を組み立てるものと思っていました。
しかし、蓋を開けると全選手がフロアを広く使いながらパス交換して攻撃を組み立てるモーションオフェンスをやっていました。トップの位置で選手が交差しながらハンドオフでパス交換する、いわゆるローリングオフェンスも多用。福岡はシーズン終盤にヘッドコーチが替わり、チームスタイルも変わってきたのかなという印象を受けました。
ただ、伝統のオールコートディフェンスは“コーチが替われど選手が替われど”健在です。フロントコートから激しくプレッシャーをかけ、相手のターンオーバーを誘発します。
対する浜松は、#0ディクソンにボールを持たせてホーン・オフェンスを多用します。外国籍のガードの選手というと、ボールを持ちすぎる傾向もある中で、#0ディクソンは速攻で自分よりも前を走っている選手がいればきちんとパスを供給しますし、ディフェンスを収縮させてキックアウトのパスもうまいですし、奥行きの視野の広さを含めていいガードだなと思います。
浜松には日本国籍の#15チェンバース(193cm・G)と#8太田(206cm・C)がいるため、二人の高さが大きなアドバンテージとなります。対する福岡は平面のミスマッチを突きファウルを誘うプレーで応戦。試合は第三戦までもつれる熱戦となりましたが、ホームコートアドバンテージを持つ浜松が僅差で振り切りました。

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この記事を書いた人

「バスケットボールマガジン 琉球バスケ王国」や「バスケットボール沖縄」、バスケットボール専門誌「OUTNUMBER」などに記事を寄稿しています。

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