2009年の九州大会は、女子が中村学園の6連覇、男子は福岡第一の3連覇で幕を閉じました。
男子決勝の福岡第一対延岡学園戦は思わぬ大差(28点差)がつきましたが、この試合は第一のディフェンスの勝利でした。序盤からコートを縦横無尽に駆け回り、『そんな疲れるディフェンスをやって40分間持つわけねーだろ!』と思っていたのですが、本当に40分間走りぬいてしまいました。
4ピリオドも残り1分を切って、延学としては多少苦しい姿勢でもシュートを打って少しでも点差を縮めたかったはずですが、最後の最後に24秒オーバータイムを奪った窒息ディフェンスは圧巻でした。
第一のディフェンスは終始オーソドックスなハーフコートマンツーマンでしたが、『ゴールラインを割られない1対1のスキル、スイッチによるミスマッチを極力作らないチームディフェンス、延学のツインタワーに対するダブルチームとその後のローテーション、隙を見て繰り出されるオールコートのトラップ』。これらを40分間高い次元で実践していました。
3月に行われたおきなわカップでは、洛南のUCLAカットからのプレーで着々とフリーを作られ決勝で涙をのみましたが、あれからいったいどれだけの練習を積んできたことでしょう。
また、とかく高さにばかり目が向けられるセネガル人留学生ですが、ビラがショウディフェンスに飛び出すタイミングは絶妙でした。必ず飛び出すわけではなく必要なときに飛び出すのですが、その『必要なとき』の判断が早くて正確なのです。ディフェンスの良い流れはオフェンスにも波及し、スターターのうち4人が2桁得点で相手に的を絞らせなかったことも勝因のひとつ。
この大会は、30℃を越す真夏の体育館で、九州各県の代表校と2日で4試合を戦う過酷なものでした。
かたや決勝までの3試合で大差をつけ、控え選手を使いながら勝ちあがってきた第一。一方、準決勝の大濠戦で接戦を演じ、主力を休ませられなかった延学。決勝でのスタミナの差はこんなところも関係していたかもしれません。あらためて、夏の戦いの難しさを感じました。
後ろから押されて雪崩が起きとる(笑)
福岡第一、おめでとう!
目次
コメント
コメント一覧 (2件)
写真よく撮れてますね



成クンも見に来てたようですね
私も見に行きたかったんですが
さばにさんのブログで速報見れたのでありがたかったです
あら、成くんも来てたのですかー。
プレー中の写真も撮ってきたので、後日アップさせて頂きます。