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高松ファイブアローズの2009-10シーズン参戦がピンチ

7月23日の新体制発表の際、『他のチームより予算が少ない』というコメントがあったので、厳しい現実に直面していることを感じてはいたのですが、開幕まであと1ヶ月に迫った時期にこんな発表があるとは思いませんでした。
8月25日付の四国新聞から要点を抜粋します。

高松ファイブアローズを運営するスポーツプロジェクト高松がスポンサー収入の落ち込みにより財政難に陥っている。9月中旬までに運営可能な収入が見込めない場合、2009-10シーズンの参戦を見送る方針。
今季の事業計画ではスポンサーやチケット売り上げなどで1億9千万円の収入を見込んでいるが、現段階で1億円のスポンサー収入のうち8千万円が不足している。今年5月に大口広告主の穴吹工務店が撤退。その後安定経営に努めたが、経済不況で新たなスポンサー確保が難航している。

ここからは個人の意見。
bjリーグ公式サイトを見ていると『京都・秋田に続き、島根・宮崎と続々新規参入が決定!』といった華々しいニュースが目立ちますが、既存チームが抱える問題が全く報じられないのは不安。一時の流行に乗って盲目的に店舗数を増やし、その後ジリ貧化していった飲食チェーンを今までいくつか見てきましたが、それに通じる不安を感じるのです。
仮に高松が最悪の結果となった場合、今シーズン契約している選手はどうなるのでしょうか?
各球団の存続については企業努力なのでリーグの知ったことではないのかもしれませんが、もう少し全体で考えるべき時期にきていると思いますし、選手会が存在しないまま5年目を迎えようとしているプロリーグに対しては常々疑問を感じています。

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この記事を書いた人

「バスケットボールマガジン 琉球バスケ王国」や「バスケットボール沖縄」、バスケットボール専門誌「OUTNUMBER」などに記事を寄稿しています。

コメント

コメント一覧 (3件)

  • 高松が存続の危機ですか…。決して人事ではない問題ですよね。このままでは安定してる球団にだけいい選手が集まり、結果、チームとして良い成績が出せず次シーズンのスポンサーが更に減る、の悪循環になります。今すぐは良い考えは思い浮かびませんが、高松のブースターさんと一緒に何か対策を考えたいですね。

  • すでに富山、大分と危機に直面しているチームが毎年出てるのに、毎年新規参入チームがあり、それってどうなのと思ってました。
    そして、今度は3チームが来期参入というニュースの直後に開幕を1ヵ月半後に控えて高松が今シーズン参加できないかもしれないという事態。
    リーグ全体で考えるべき問題だと思います。

  • スポンサーさんも『球団に投資するだけの価値がある』と判断しなければお金は出さないでしょうし、高松に限らず中~長期的な視野で企業価値を高めていく努力を今まで以上にしていかないといけませんね。経済不況といったって、その中で売り上げアップしている会社だってあるわけですし。
    一ブースターとして何ができるか、考えてみようと思います。

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