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【観戦記】琉球ゴールデンキングス×千葉ジェッツ(11/10)

キングス 86(22-25.23-14.22-17.19-28)84 千葉 [BOX]
【スターティング5とマッチアップ】
#3並里成(172cm) – #2富樫勇樹(167cm)
#24田代直希(188cm) – #27石井講祐(182cm)
#51古川孝敏(190cm) – #10アキ・チェンバース(190cm)
#33アイラ・ブラウン(193cm) – #3マイケル・パーカー(200cm)
#40ジョシュ・スコット(209cm) – #21ギャビン・エドワーズ(206cm)
【観戦記】
キングスは#11須田侑太郎がベンチ入りしたものの欠場、千葉はキャプテンの#34小野龍猛が欠場でした。
千葉はディフェンスからのブレイクで一気に流れを持っていくチームなので、キングスとしてはオフェンスの終わり方が重要で、「ペイントエリアを攻めた上で、自分たちのリズムでシュートを打って攻撃を終える」ことが勝敗を分けるポイントと予想していました。そして、かなり長い時間帯でそれができていました。
お互いにピック&ロールを多用するチームですが、千葉はキングスのピック&ロールに対して、ガードをサイドライン側・エンドライン側に向かわせるよう仕向けてきました。ドライブからのパスがうまい#3並里のような選手にミドルライン上を自由に走られると、360度どこにでもパスをさばかれてしまうので、このアプローチは正しいと思います。サイドラインとエンドラインを味方につけて、ボールマンのパスコースを限定する、という考え方です。
しかし、キングスは昨シーズンの対戦でもこのディフェンスをされてるんですよね。だから、準備ができていました。#3並里や#14岸本隆一がコート中央で相手ディフェンスを翻弄できたのは、その成果なのでしょう。千葉の「ハードショー」や「アイス」といったアプローチに対して、キングスのガード陣は頭脳的に突破を図りました。
昨シーズンのキングスの外国籍選手は外角シュートを打てなかったので、それを見越した上で千葉に対策を打たれていましたが、今シーズンは#12ジェフ・エアーズの3ポイントシュート成功率が高く、ピック&ポップができる分、千葉ディフェンスを困らせているように見えました。
個人的にテンションが上がったのは、第2Q残り8分の場面です。#3並里と#12エアーズのピック&ロールに対して、#0石崎巧が「スクリーンスクリーナー」というプレーで#12エアーズのゴール下のイージーシュートを演出した場面です。
ああ…、もうこれ以上は図解ナシでの説明は不可能ですね…。考えておきます。

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この記事を書いた人

「バスケットボールマガジン 琉球バスケ王国」や「バスケットボール沖縄」、バスケットボール専門誌「OUTNUMBER」などに記事を寄稿しています。

コメント

コメント一覧 (3件)

  • 観戦記、増えてきて嬉しいです(^^)
    佐々本読んで勉強しないと分からなくなってきた(笑)
    今日の試合も楽しみです。

  • 本当、楽しいし勉強なります!
    これからも熱く鋭い解説を宜しくお願いします

  • 恐縮です。
    そういえば佐々さんの本、開幕前に購入したにも関わらず、まだ読んでいないことを思いだしました。。。

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