宮崎まで行ったくせにドタバタでレポートすら書けませんでした。少し時間が出来たので、数回に分けて宮崎戦の様子を書いていこうと思います。写真もたくさん撮ってきました。
試合会場の延岡市民体育館は、宮崎県の中でも大分県寄りの位置にあります。おそらく最寄りの空港は熊本になるんじゃないかな。という感じで、「どこからでも行けるけど、どこから行くにも遠い」という場所でした。もっとポジティブに考えれば、宮崎・熊本・大分の観光とグルメを一度に満喫できる遠征でもあり、僕はまさにそれをしてきました。
キングスの選手やスタッフは、鹿児島空港からバスで5時間かけて移動したそうです。当日現地入りした木村GMは福岡空港乗り継ぎの宮崎空港で、そこから延岡までは電車だったそうです。僕は福岡空港からレンタカーで5時間でした。
現地に駆けつけたキングスブースターは僕が知る限り5人。数は少ないですが、心強い5人でした。また、宮崎のブースターさんにもたいへん親切にして頂きました。
土曜の試合開始早々、宮崎のインサイドの要=#6ダリル・ドラが2つ目のファウルをしたところでベンチに下げられました。主力センターがいきなりファウル2つですから、勝負どころで力を発揮してもらうためにも賢明な判断だったと思います。
しかし、翌日の試合も全く同じように開始早々2つのファウルを犯してしまいます。宮崎はタイムアウトを取り、前日と同じようにメンバーチェンジかと思いきや、ドラを下げずにコートに戻しました。
土曜と日曜で同じようなシチュエーションだったにも関わらず、なぜ采配が違ったのでしょうか?
バックアップセンターの#44ルイス・ウィッチャーもいるのだから、「ここは一旦下げるべきでは?」と考えた方も多かったと思います。
この選手起用には裏話があって、土曜の試合後、宮崎の遠山HCは会場のファンに向けて「(ファウルトラブルで全く仕事が出来なかった)ダリル・ドラが明日は活躍します。だから明日も会場へ応援に来て下さい」と公言していたんです。大勢のファンの前であえて名指しにすることで、選手の奮起に期待する意味合いもあったと思います。
結果、ドラは日曜の試合で17得点5リバウンド5アシスト2スティールの活躍。35分の出場でファウルアウトせず。見事ヘッドコーチの期待に応えました。
バスケットボールって緻密なスポーツですけど、でも人間がやることなんで、うまく行かない日もあればミスもあります。遠山HCは選手の気持ちの持って行き方がうまい方だと思いましたし、メンバーチェンジやタイムアウト一つひとつに意図が感じられて、とてもいいコーチだと思いました。
宮崎は試合後に選手がコートを一周してファンとハイタッチをします。キングスと違うのは、コートを時計回りに周ること。(キングスは反時計回り)
アウェイチームの応援に来た僕がハイタッチに参加するのはなんか違う気がしたので、一歩引いたところから拍手をして宮崎の選手を送り出しました。試合中は敵でも、試合が終わればノーサイドです。それを見た遠山HCがこちらにやってきて、「ありがとうございました!」とキングスブースターに深々と頭を下げてコートを去って行きました。
しばらくして、今度は選手の#8伊藤拓郎が小走りでこちらにやってきました。
さすがに椅子に腰掛けたまま挨拶を受けるのは失礼だろうと思い、立ち上がって待っていたのですが、どうやら小走りしていたのはこちらに来るためではなく、単に試合後のダウンをしていただけでした。
立ち上がって、ひとりポツーン。
…って、言わせんな恥ずかしい!(笑)
明日は選手の写真をアップします。
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コメント
コメント一覧 (4件)
宮崎レポートは感謝します。凄い試合でしたね。
滋賀が強いですがキングス選手なら2勝を出来ます。
伊藤拓郎の話おもしろいです(笑)
でもこんなに選手やHCと絡んでいるさばにさんが
うらやましいです(n‘∀‘)η
弟のことこんなにほめていただきありがとうございます。
沖縄ホームでの宮崎戦(3月17日(土)・18日(日)名護)も楽しみにしています!