【見どころ】キングス－ライジング福岡

先日、キングスコートサイドライブのホセさんと話した時、僕は「キングスの連勝を止めるとしたら福岡か浜松じゃないか」という不吉な予想をしてしまったんですが、今節はその福岡との対戦です。
西地区1位 vs 3位の強豪チーム同士の対戦。開幕から14連勝と負けなしのキングスですが、これまでの対戦で最もキングスを苦しめた相手がこの福岡でした。
前回対戦時はジェフ・ニュートンが欠場しました。対する福岡は新外国人選手(ジャスティン・ジョンソン)を獲得しており、この二人の戦力が試合にどうからんでくるかに注目です。
並里成(福岡第一)と竹野明倫(福岡大大濠)の福岡マッチアップも見どころの一つ。人気・実力を兼ね備えた両ポイントガード、どちらがより気持ちよくプレーできるかが勝敗の行方を左右しそうです。
福岡はオフェンスの引き出しが多いチームで、その時の状況によって誰を1stオプションにするかを変えてきます。盛久がマッチアップするであろう仲西淳と、ウッドベリーがマッチアップするであろうジョシュ・ペッパーズに警戒が必要です。
インサイドにはジュリアス・アシュビーとレジー・ウォーレンの重量級コンビがおり、さらに福岡のホームゲーム。両チームの実力は互角と予想します。
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キングスは今節にリーグの連勝記録「15」の更新がかかりますが、キングス公式サイトによると遠山ヘッドコーチは「連勝記録更新は、強く意識している。この大記録に挑戦できる事は幸せな事で、チャレンジする機会を得たのだから、喜んでそれに立ち向かう」と語ったと書かれています。
この手の質問を受けた時の模範回答としては、「記録は意識せず、目の前の一戦一戦に集中し…」となると思うのですが、遠山さんはあえて記録を強く意識していることを公言しています。
この心理、僕は分かる気がします。
よほど訓練を受けて、自分の意志で無心の状態になれる人は別ですが、この手の記録更新を前にそれを意識しない心理状態になることなんて至難の業だと思うんです。
であれば、「記録を意識するなするな」と自分の心にウソをつくよりは、いま自分が感じているプレッシャーをあえて受け入れてしまい、その上でどうするかを考えたほうが感情をコントロールしやすいんです。少なくとも、自分の心にウソをついていないぶんストレートに物事を考えることができます。
開幕から続く14連勝は凄いことですし、もしリーグ記録の更新を見届けることができたなら、ファンにとっても幸せなことですよね。期待しています。