【所感】キングス－滋賀レイクスターズ(1/26)

キングス 69(17-24.19-16.17-13.16-27)80 滋賀
【スターティング5とマッチアップ】
37並里成(172cm) – 5小川伸也(183cm)
32山内盛久(173cm) – 11藤原隆充(182cm)
9小菅直人(187cm) – 24仲摩純平(191cm)
5アンソニー・マクヘンリー(202cm) – 0レイ・ニクソン(203cm)
50ジェフ・ニュートン(205cm) – 19ディオニシオ・ゴメス(203cm)
【観戦記】
この試合のポイントは2つありました。
一つは、フロントコート陣のファウルトラブル。3Q開始直後にジャーフロー・ラーカイが4つ、ジェフが3つ。加えてテレンス・ウッドベリーが欠場ですから、マックを休ませることが出来ません。マック＋日本人選手4人で急場を凌ぎましたが、リバウンド力の差は明白。アウトサイドシュートにも当たりが来ず、滋賀に押し切られてしまいました。
もう一つのポイントは、セットオフェンスの起点である並里とジェフのピック＆ロールを封じられたこと。スクリーンを掛けた後の並里からジェフへのパスはことごとくカットされていたので、滋賀は事前に準備をしていたものと思います。
3Qはピック＆ロールにこだわらず、フロアを広く使ってアイソレーション気味に並里を攻めさせたことが功を奏しました。また、ジェフをオトリにして他の選手へパスする等、試合の中で工夫を重ねていましたが、最後までオフェンスリズムを掴めないままでした。
明日の見どころは、この2つのポイントをどう改善するか。
今日のように3Pシュートが決まらない(21.4％(6/28))とインサイドを固められてしまうので、もう少しシューター陣の活躍が見たいです。そのためにはインサイドアウトの良いパスを供給しなくちゃいけないですし、となるとセットオフェンスをどう組み立てるか。起点となるピック＆ロールに対策を打たれているので、それを上回る工夫が必要になるでしょう。
滋賀は明日も当然フロントコート陣のファウルトラブルを狙ってくるでしょうから、日本人選手のダブルチームやヘルプディフェンスがより重要になってきます。また、マックの負担を減らすためにもラーカイの奮起に期待します。
明日は総力戦。試合に出られる選手が実質9人しかいないキングスのチームバスケットが試されます。