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【所感】キングス-横浜ビー・コルセアーズ(3/2)

金城茂之
キングス 77(15-17.25-15.25-15.12-15)62 横浜
【スターティング5とマッチアップ】
37並里成(172cm) – 13山田謙治(180cm)
32山内盛久(173cm) – 7木村実(185cm)
9小菅直人(187cm) – 3蒲谷正之(183cm)
5アンソニー・マクヘンリー(202cm) – 1トーマス・ケネディ(201cm)
50ジェフ・ニュートン(205cm) – 22ショーン・マロイ(209cm)
【観戦記】
横浜の試合を観たのは、プレシーズンに台湾で行われた2012 ABA Three Goodness Championship以来でした。あの大会に出場した横浜や広東サザンタイガースは自分たちが所属するリーグで現在首位を走っていますから、改めてレベルの高い大会だったと思います。
今日の試合、横浜は前節の岩手戦で負傷したドゥレイロン・バーンズが欠場。得点ランキング4位のポイントゲッターを欠いて試合に臨みます。
今日のキングスの勝因は、なんといっても第2Qにありました。
今シーズンのキングスは、1,3,4Qをスタメン主体で戦い、2Qはベンチメンバー主体で回しています。このため、前節の浜松戦のようにジャーフロー・ラーカイが2Q開始早々にファウルトラブルに陥るようなことがあると、その後のゲームプランが苦しくなります。
しかし今日はラーカイをはじめ、金城茂之や与那嶺翼、テレンス・ウッドベリーといったベンチスタートの選手が第2Qで躍動し、そのリードを守りきる形で勝利を収めました。
特に、前節のアウェイ浜松戦で遠征帯同メンバーから外されたシゲの気迫のこもったプレーにファンは酔いしれました。「これを待ってたんだよ!」と。
ただ、横浜には明日につながる試合をされてしまいました。特に後半、ボールマンやポストプレーヤーを外へ外へと押し出すディフェンスでキングスの得点が止まりました。
蒲谷やTKのアウトサイドシュート、そしてマロイやパプのインサイドは及第点だったものの、それらをつなぐ潤滑油としてのガード陣に元気がありませんでした。
明日の試合は横浜のエースガード=ヤマケンが鍵になると思います。2連敗はできない横浜に対し、まずは気持ちで押されないこと。見どころは第1Qの入り方。そして、外国籍選手が3人しかおらず、今日の試合でオフェンスリバウンドを拾われすぎた横浜がゾーンをどのように織り交ぜてくるか。
青木勇人

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この記事を書いた人

「バスケットボールマガジン 琉球バスケ王国」や「バスケットボール沖縄」、バスケットボール専門誌「OUTNUMBER」などに記事を寄稿しています。

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