MENU

【所感】キングス-横浜ビー・コルセアーズ(3/3)

アンソニー・マクヘンリー
キングス 75(18-8.14-19.24-14.19-17)58 横浜
【スターティング5とマッチアップ】
37並里成(172cm) – 13山田謙治(180cm)
32山内盛久(173cm) – 7木村実(185cm)
9小菅直人(187cm) – 3蒲谷正之(183cm)
5アンソニー・マクヘンリー(202cm) – 1トーマス・ケネディ(201cm)
50ジェフ・ニュートン(205cm) – 22ショーン・マロイ(209cm)
【観戦記】
昨日のエントリーで、「横浜には外国籍選手が3人しかいないため、明日の試合でゾーンをどのように織り交ぜてくるかが見どころ」なんてことを書きましたが、先にゾーンを敷かざるを得ない状況になったのはむしろキングスのほうでした。
第2Q 残り9分30秒の時点でジェフがファウル2つ、ジャーフロー・ラーカイが3つとインサイドの二人がファウルトラブルに陥ります。キングスは60秒タイムアウトの後、ディフェンスをマンツーマンから3-2ゾーンへ。
キングスは第1Qに10点のリードを奪ったものの、第2Qは得点が伸びません。今日の試合はテレビ中継があったので後で映像を確認しますが、僕のメモが正しければ、キングスはこの10分間ほとんどペイントエリアでシュートを打てず、確率の低いミドルレンジ~3Pシュートを打たされていたはずです。
横浜は派手なブロックショットやスティールが無かったものの、そのディフェンスが賞賛され、東地区首位を走る理由がこのクォーターに集約されていたように思います。ポストプレーヤーに対しては一歩でも二歩でも外へ押し出したところでボールを持たせる。ペネトレイトの上手い選手にはアウトサイドシュートを打たせる。より確率の低いプレーを相手に選択させることが上手いチームでした。
この試合の後半戦のポイントは、キングスがいかにしてペイントエリアへ侵入し、確率の高いシュートを打てるかにありました。
後半に入ると、キングスはトランジションのギアを一段上げます。相手がディフェンスの陣形を整える前にフロントコートへ攻め込むことでイニシアチブを取ると同時に、セカンダリーブレイク~セットオフェンスではマックの突破力を最大限に活かしてペイントエリアへ攻め込みます。
序盤からインサイド陣のファウルトラブルを抱えていたため、マックにはディフェンス面でも高い負荷がかかっていました。試合終盤はさすがにバテていたものの、この東西首位決戦の場で、改めてリーグ最高峰の選手であることを証明しました。

よろしければシェアしてください!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

「バスケットボールマガジン 琉球バスケ王国」や「バスケットボール沖縄」、バスケットボール専門誌「OUTNUMBER」などに記事を寄稿しています。

目次