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【所感】キングス-島根スサノオマジック(3/31)

岸本隆一
キングス 90(31-20.16-17.21-27.22-12)76 島根
【スターティング5とマッチアップ】
37並里成(172cm) – 1山本エドワード(173cm)
32山内盛久(173cm) – 36仲摩匠平(185cm)
9小菅直人(187cm) – 55横尾達泰(185cm)
5アンソニー・マクヘンリー(202cm) – 3マイケル・パーカー(202cm)
33ジャーフロー・ラーカイ(203cm) – 10ビー・ジェイ・パケット(207cm)
【観戦記】
前回対戦時と同様、島根は土曜と日曜のスタメンを3人入れ替えてきました。シーズン52試合という長丁場、こういう起用が出来るチームはうらやましいです。…というか、こういう起用が出来るように育ててきたチームなのでしょう。
立ち上がりのディフェンスは両チームともスイッチングのマンツーマン。ボールマンへプレッシャーをかけます。
キングスはインサイドのラーカイにボールを集め、3連続フィールドゴールと幸先の良い立ち上がり。盛久の3Pシュートや小菅のスティールも飛び出し、31対20と11点のリードを奪って第1Qを終えます。
第2Qに入るとポイントガードの岸本隆一を投入。3Pシュートを2本沈めて好調をアピールすると、並里との同時起用で超攻撃型ガードコンビが誕生します。
しかし、並里と岸本のどちらが1番でどちらが2番なのか、もしくはツーガード仕様なのかがはっきりせず、役割分担がぼやけたまま時間が進んでしまいました。ここは事前に明確にしておくべき事項だったと思います。
第3Qに入ると島根が反撃を開始。追い上げられたキングスはオフェンスをしっかりとコントロールする必要がありましたが、早打ちを繰り返し火に油を注ぎます。
ここで起用されたのはベテランガード=与那嶺翼ではなく、再び岸本。この采配には賛否両論あると思いますが、大事な場面で起用されたルーキーが期待に応えます。最初のオフェンスは、1-4のモーションオフェンス。次は「C」のセットオフェンス。その次は速攻からマックへのアシスト。フロアリーダーとしてゲームをコントロールします。
インサイドの大黒柱=ジェフ・ニュートンを怪我で欠き体力的にもしんどかったと思いますが、最後までキングスの走力は落ちずに完勝。連勝を7に伸ばしました。
☆ ☆ ☆
後半、島根は60秒タイムアウトを3回、20秒タイムアウトを2回取ることが出来ましたが、1度も取ることなく試合を終えました。つけ入る隙はあったはずですが、名将=ジェリコ・パブリセヴィッチHCの目にはどのような光景が見えているのでしょうか。お互いに含みを持たせた展開で、最後の勝負はプレイオフへと持ち越されました。
しかし、この2連戦がキングスにもたらした収穫は少なくありません。
ルーキー=岸本隆一の台頭。ジャーフロー・ラーカイの復調。そして何より、島根に2勝したことです。

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この記事を書いた人

「バスケットボールマガジン 琉球バスケ王国」や「バスケットボール沖縄」、バスケットボール専門誌「OUTNUMBER」などに記事を寄稿しています。

コメント

コメント一覧 (4件)

  • おはようございます。初めましてです。
    島根ブースターのbutchkanoと申します。
    いつもブログ読ませていただいております。
    琉球さすがにというか当然のように強かったです。今までの4勝が吹き飛んでしまった感じもありますが、琉球のブースターさんたちには島根はどう映ったんでしょうか?
    日曜は岸本選手大活躍でしたが、土曜日は与那嶺選手の投入もありましたが、日曜は岸本選手を使い続けたことによって得たものが大きいと思います。あのシュート力には参りました。ニュートン選手の欠場をものともしないチーム力、そして何よりチーム一丸で優勝を目指していく一体感、まだまだ島根には勉強させていただく点が多かったです。
    土・日ともにすごい観客動員数ですね。でも島根戦でこれだけお客さんに来ていただけたということは島根にとってもうれしいですし、前回の島根での琉球戦が島根にとっても最高観客数となった試合だったんで、それだけ魅力あるカードと思ってもらえてるんでしょう。
    これからもブログ楽しみにしております。
    ではでは、また。

  • キシモトヒステリア(笑)
    今日限定ですか!?(^^)笑
    でしたら、なんか岸本特集してください♪笑

  • butchkanoさん
    はじめまして。今節の島根戦はお客さんの数も多くて異様な雰囲気でした。この試合がどれだけ大切かを皆さん分かっておられたんだと思います。
    bjリーグには様々なアプローチで補強・強化しているチームがありますが、島根は生え抜きの選手を育てて強くなってきたチームという認識です。それだけに、ファンの方々も選手やコーチに愛着があるのではないでしょうか。
    2月16日(土)・17日(日)に松江市総合体育館で行われた島根-キングス戦はbjTVで観ましたが、会場の盛り上がりが凄くて「これぞアウェイ!」という雰囲気が画面越しに伝わってきました。
    bjリーグもいつかプレイオフをホーム&アウェイで開催して欲しいと、島根のホームゲームを観て思いました。

  • 岸本ファンさん
    キシモトヒステリア!
    誰も気づいてくれないと思っていたので、気づいて頂きありがとうございます(笑)
    ブログのタイトルは元に戻しますが、TOPの画像(パソコンでアクセスすると選手の写真が載っています)はもうしばらく岸本くんのままにしておこうと思います。

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