キングス 96(21-18.16-20.33-8.26-17)63 群馬
【スターティング5とマッチアップ】
37並里成(172cm) – 5友利健哉(177cm)
32山内盛久(173cm) – 91奥本友人(182cm)
9小菅直人(187cm) – 11岡田慎吾(188cm)
5アンソニー・マクヘンリー(202cm) – 23ドミニク・ケーラー(203cm)
33ジャーフロー・ラーカイ(203cm) – 44ルイス・ウィッチャー(207cm)
【観戦記】
西地区1位のキングスと、東地区11位の群馬の対戦。序盤は力の差を見せつけるようにキングスが一気にリードを奪います。
しかし、ベンチスタートの1ジャメイン・ディクソンがコートに出ると状況が一変します。キングスは彼の個人技を止めることが出来ません。
ここにディフェンスのいいマックを付けたいところですが、彼はカバーリング・ディフェンスの核なので、相手チームのエースにマッチアップさせるのはできれば避けたいところ。
そこで遠山HCは、ディクソンに対して与那嶺翼を当ててきました。今シーズンに限っていえば意外な起用にも見えますが、翼は元々こういう起用に応えてきた選手です。ボールを足で追うことが出来るので、ペネトレイトを得意とする選手に対して上手にコースを防ぐことが出来ます。
とはいえ、高さのギャップを突かれるといかんともしがたいので、早めのダブルチームで“できるだけ早くボールを手放させる”ようにチームディフェンスで仕向けていたように思います。
後半に入ると山城吉超のハッスルプレーやテレンス・ウッドベリーの高い得点能力で一気に突き放しました。スターターだけでなく、ベンチプレイヤーが一丸となって掴み取った快勝劇。
最終的に点差は開きましたが、見どころの多い試合でした。
群馬は変則的なゾーンディフェンスを使っていて、ボールマンにプレッシャーをかけるために効果的にローテーションをしていたんですけど、そのローテーションの規則性を理解していないとこういうオフェンスは出来ないんじゃないか?と思われる場面がいくつかありました。
群馬もまたキングスのプレッシャーディフェンスに対して準備が出来ていて、ダブルチームに来るタイミングの読みと、それをカウンターで抜くためのパスの選択は見事でした。
今日のチームの好調とはうらはらに、並里はここ数試合、もがいてますね…。この苦悩が彼のキャリアのステップアップにつながることを信じます。
客席には伊良部島にお住いの友利健哉のご両親の姿がありました。
明日は群馬の最長身選手=32ランディ・オアー(210cm)が出場停止から帰ってきますが、どんな試合になるでしょうか。キングスはいよいよレギュラーシーズン・ホーム最終戦を迎えます。
対戦相手の包囲網から活路を見出すエース=#5アンソニー・マクヘンリー。
対戦相手のエースに包囲網を仕掛けるキャプテン=#8与那嶺翼。
目次
コメント
コメント一覧 (4件)
キングスの試合を鋭い観点からの解説いつも楽しみにみさせてもらってます!
4月14日の試合解説もアップしてもらえるかな~と楽しみにしてます!
よろしくお願いします♪
けんや選手が、23#ドミニク?ケーラーが興奮してベンチに下がった際ヘッドコーチに不満をぶつけていたところ彼がケーラー選手の前に立って落ち着くように頭をだいて語りかけていた姿が彼のコート以外でのキャプテンシップを発揮していたのが久々に良いものを見させてもらいましたって感じてすごく良かったです。
さばにさん、プレイオフTシャツは似合っていましたよ!
シーズンMVPはマクヘンリーのような気がして、夜も眠れません!
さばに様的にはいかがでしょうか?
諸事情あり、更新が1週間も空いてしまいました。見に来て下さる方に申し訳ないです。
マックはMVP級の活躍ですし、並里も今シーズンすごく伸びた選手ですよね。また、シーズン終盤にきてウッドベリーの好調も心強いです。
健哉くんについては、また改めて書きますね。