キングスの2013-14シーズン最初の対戦相手は岩手ビッグブルズ。キングスを2度の優勝に導いた桶谷大ヘッドコーチや、4シーズンに渡ってキングスのキャプテンを務めた与那嶺翼が所属しており、プレシーズンゲームながら多くの来場者が予想されます。
岩手はbjリーグでのプレー歴がある選手を多く揃えており、特に3人の外国籍選手は全てbjで十分な実績を残しています。最も警戒すべきはフォワードのジョシュ・ペッパーズ。チームメイトを活かしつつ、自身も20点30点を獲るだけの能力を備えたオールラウンダーです。また、インサイドのローレンス・ブラックレッジはリバウンドとブロックショットでチームに貢献します。
昨シーズンの岩手はややセルフィッシュな外国籍選手が多く、辛抱すべき場面で辛抱しきれず自滅する傾向がありました。その点、今シーズンはチーム内の調和と個人技を融合した良い補強ができていると思います。
対するキングスは戦力が大幅に替わり、しかもヘッドコーチも替わりましたから、いったん頭をリセットして観戦する必要がありそうです。
今シーズンは公開練習が無かったため、新加入のキブエ・トリムとスクーティー・ランダルが初めてプレーを披露します。この2人がどのレベルのプレーヤーかということが、今シーズンのキングスの行方を占う上で重要になってきます。
山内盛久、小菅直人、アンソニー・マクヘンリー、ジェフ・ニュートンと、昨シーズンのスターティング5が4人残っているものの、キーマンであるポイントガードの2人(並里成と与那嶺翼)がチームを去りました。
新しいエースガードは誰になるのでしょうか。ルーキー岸本隆一か、はたまた新加入の狩俣昌也か。それとも、コート上の5人の戦術理解度を上げてボールをシェアし、ポイントガードに頼りすぎずにオフェンスをクリエイトするというアプローチもあると思います。
オフェンス以上に注目しているのがディフェンスです。
フィジカルが強い並里は相手のエースを潰すことができましたし、運動量豊富な翼は相手のボールの出どころにプレッシャーを与え続けることができました。この2人を欠いて迎える新シーズンに、キングスはどんなディフェンスを見せてくれるでしょうか。
新生・琉球ゴールデンキングスの船出は本日19時、宜野湾市立体育館にて。
対戦相手を食い尽くせ!というわけで、じゃじゃ麺を食べてきました。写真は浦添市内間の“麺の村”さんのもの。土日も営業しているお店なので、試合前に岩手を食い尽くしたい方は是非!
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