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【所感】キングス-京都ハンナリーズ(11/2)

キングス 93(33-14.7-26.27-20.26-26)86 京都
【スターティング5とマッチアップ】
14岸本隆一(176cm) – 9綿貫瞬(178cm)
6金城茂之(183cm) – 0瀬戸山京介(187cm)
9小菅直人(187cm) – 1岡田優(184cm)
5アンソニー・マクヘンリー(202cm) – 23エドウィン・ユービレス(198cm)
54キブエ・トリム(209cm) – 54クリス・ホルム(212cm)
【観戦記】
お互いに、ターゲットを絞り込んだディフェンスをしていました。
キングスは、54クリス・ホルムに照準を定めます。トリムがディナイ、時にフルフロントでマッチアップし、ホルムにボールを持たせません。
京都はタレント豊富で点を獲れる選手がたくさんいるので、彼がインサイドで基点になり、ボールを散らされるとやっかいです。従って、ホルムにボールを持たれてからどうするかではなく、彼にボールを持たせないディフェンスを敷いていました。
対する京都は、キングスのエース=マックを明確に抑えにきていました。23エドウィン・ユービレスや21寒竹隼人が、時にフェイスガード気味にマックに付きます。選手層が厚いというのは素晴らしいことで、ペース配分やファウルトラブルを気にせずに積極的なディフェンスを仕掛けることができます。
フラストレーションを溜めたマックの“らしからぬチャージング”も飛び出し、前半終了時点で既に個人ファウルは3つ。エースがベンチを温める時間が長くなり、試合は徐々に京都のペースになっていきました。
流れを変えたのはベンチスタートのフォワード=10スクーティー・ランダル。マック不調の穴を埋めて余りある活躍でチームを救いました。
彼は自己主張をし過ぎず、それでいてインパクトのあるプレーをするので、思わぬ伏兵の存在に対戦相手は手を焼いているのではないでしょうか。
京都は、キングスの速い攻撃に対してピックアップミスや遅れが目立ち、最後までそれを修正できなかったことが一番の敗因ではないかと思います。

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この記事を書いた人

「バスケットボールマガジン 琉球バスケ王国」や「バスケットボール沖縄」、バスケットボール専門誌「OUTNUMBER」などに記事を寄稿しています。

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