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【所感】キングス-京都ハンナリーズ(11/3)

キングス 77(16-17.12-16.21-18.28-15)66 京都
【スターティング5とマッチアップ】
14岸本隆一(176cm) – 9綿貫瞬(178cm)
6金城茂之(183cm) – 0瀬戸山京介(187cm)
9小菅直人(187cm) – 1岡田優(184cm)
5アンソニー・マクヘンリー(202cm) – 23エドウィン・ユービレス(198cm)
54キブエ・トリム(209cm) – 54クリス・ホルム(212cm)
【観戦記】
キングスのディフェンスはマンツーマンですが、ちょっと面白いことをやっていました。フロントコートの2人はマッチアップを守るんですけど、バックコートの3人は“オールスイッチ”といえるほどのスイッチングのマンツーマン。
一般的に、スイッチングはプレッシャーをかけたい時に使いますが、今日のキングスに関しては、ポストにボールが入った時にヘルプに行きやすくするために使っていたように見えました。京都のオフェンスはフロアを広く使っていたので、動き回るバックコート陣に対していちいちマッチアップを守っているとヘルプに行きづらくなっちゃうんですよね。それを避けるためにスイッチングを用いていたという印象です。
京都のディフェンスは、昨日に引き続きマンツーマンと2-3ゾーンのチェンジング。ゾーンには様々な陣形と用途がありますけど、京都の2-3ゾーンはインサイドを強調したもので、ハイポストにボールが入った場合でもゴール下の選手は出て行かず、上の2人がケアしていました。
京都のゾーンに対し、昨日は岸本、金城、小菅がアウトサイドシュートの雨あられを降らせたので序盤で一気にリードを奪いましたが、今日は水物のアウトサイドシュートがなかなか決まらず、試合は接戦になりました。
京都には212cmのホルムがいて、しかもキングスはジェフ・ニュートンが万全ではありませんから、インサイドを強調してくるのは当然のこと。ましてや、キングスはペネトレイトでインサイドにボールを入れた後の合わせやキックアウトのパスの精度が良くないので、今後の対戦相手も中を固めてくる可能性はあると思います。
悪い流れでしたが、終盤の大事な局面で試合を決めたのは岸本でした。
彼は能力があるにも関わらず、新加入した昨シーズンは何もできなくて、まずは自分のプレーを取り戻すところから今シーズンをスタートさせていると思います。今日の試合で、ようやくスタートラインに立てたのではないでしょうか。大学時代と比べて、既にディフェンスやフィジカル面では格段の成長を見せているので、今後はオフェンス面での更なる覚醒に期待しています。

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この記事を書いた人

「バスケットボールマガジン 琉球バスケ王国」や「バスケットボール沖縄」、バスケットボール専門誌「OUTNUMBER」などに記事を寄稿しています。

コメント

コメント一覧 (1件)

  • こんにちはー
    出来たら19日以降のすぽんちゅのアップお願いします(^^)

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