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【見どころ】琉球キングス-京都ハンナリーズ


5月14日(土)はbjリーグの西地区決勝、琉球ゴールデンキングス(西地区2位)vs京都ハンナリーズ(同1位)が有明コロシアムで行われます。今シーズンの対戦成績はキングスの1勝3敗。bj最終シーズンの頂点に向けて、大一番を迎えます。
【予想スターティング5とマッチアップ】
#14岸本隆一(176cm) – #0瀬戸山京介(187cm)
#6金城茂之(183cm) – #33内海慎吾(188cm)
#31喜多川修平(185cm) – #34籔内幸樹(184cm)
#5アンソニー・マクヘンリー(202cm) – #1タイレン・ジョンソン(202cm)
#30イバン・ラベネル(204cm) – #42ケビン・コッツァー(202cm)
【対戦相手の京都ハンナリーズについて】
京都はシーズン途中にラリー・オーウェンスが負傷、さらにデイビッド・パルマーが現役を引退し、主力の外国籍選手が2人も入れ替わりました。にも関わらず、レギュラーシーズンを西地区1位で通過し、プレーオフを勝ち上がってきたタフなチームです。
京都はディフェンスチームで、最大の特徴は「対戦相手のシューターのスクリーンプレーに対して、ファイトオーバーを徹底できる」こと。シューターにシュートを打たせないディフェンスを敷くことのできるチームです。
選手層は厚く、高さのある選手、パワーのある選手、スピードのある選手、シュート力のある選手と豊かな個性を揃え、その組み合わせで無数のバリエーションを生み出すことができます。
オフェンスでは素早いパス回しからフリーを作るのがうまく、シュート機会とプレータイムを分散しており、特定の誰かを抑えれば良いというチームではありません。
【京都のキープレイヤー】
#1タイレン・ジョンソン(202cm)と、#42ケビン・コッツァー(202cm)です。
#1ジョンソンはシーズン途中の加入ながら、内外問わず得点できるポイントゲッターとしてチームをけん引しています。
#42コッツァーはインサイドの要。上背はないもののフィジカルが強く、スクリーンとリバウンド、ポストプレーで献身的に働き、チームに安定感をもたらしています。
【キングスが勝利するために必要なこと】
おそらくコントロールゲームをしてくるであろう京都と、トランジションゲームを得意とするキングス。キングスは40分間通して速攻を狙い続け、インサイドアタックを貫くことが肝要です。
また、京都は相手のシューターを抑えるのがうまいチームなので、キングスの誇るシューター陣(#14岸本、#31喜多川、#2ドゥレイロン・バーンズ)がどれだけ得点にからめているかが、両チームの調子を測るバロメーターになると予想します。
これらを踏まえた上で、キングスがカンファレンス セミファイナルの大阪戦で見せたカット&リプレイス(※1)と、スタッガードスクリーン(※2)は、京都戦でも有効と思います。
※1 カット&リプレイス: 大阪戦で#14岸本と#13津山尚大がやっていたプレー。ボールマンがドライブをすると、ディフェンスはそれにつられて移動する。結果、ドライブする前の位置にスペースが生まれるため、味方の選手がそこへ移動することでフリーになる。ドライブ→空いた後方のスペースにパス→味方がキャッチ&シュートという流れ。
※2 スタッガードスクリーン: #14岸本のドライブに対して、キングスの外国籍選手2人が時間差でスクリーンをセットするプレー。京都はオンボールスクリーンへの対処がうまいが、時間差で2枚のスクリーンをセットされるとスイッチが生じる可能性が高い。キングスのスクリーナーは2人とも外国籍選手のため、スイッチが発生した場合「岸本vs京都の外国籍選手、キングスの外国籍選手vs京都の日本人選手」となり、ディフェンスにズレが生じる。

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この記事を書いた人

「バスケットボールマガジン 琉球バスケ王国」や「バスケットボール沖縄」、バスケットボール専門誌「OUTNUMBER」などに記事を寄稿しています。

コメント

コメント一覧 (1件)

  • そう、背の高いガード陣の守備が怖いすね。
    コッツァーは安定してるので、ジョンソンがキーかな~。
    シーズン終盤に完成してきたキングスの形をつらぬけば!勝てる!
    復活のスワン大谷とブースターで有明を沖縄ホームに!

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