キングス 84(28-12.19-24.19-15.18-18)69 大阪 [BOX]
【スターティング5とマッチアップ】
#14岸本隆一(176cm) – #17木下博之(178cm)
#13津山尚大(180cm) – #14橋本拓哉(188cm)
#31喜多川修平(185cm) – #1今野翔太(182cm)
#5アンソニー・マクヘンリー(202cm) – #15根来新之助(195cm)
#34ラモント・ハミルトン(208cm) – #55ジョシュ・ハレルソン(208cm)
※オンザコートは、キングスが2-1-1-2、大阪は1-2-1-2。
【観戦記】
もし今日の試合を落としたならば、西地区2位の大阪との直接対決は0勝5敗となり、負け越しが確定。西地区内の両チームのゲーム差が1から2に広がる上、レギュラーシーズン終了時の勝率でキングスと大阪が並んだ場合、大阪の順位が上位になることが確定するという試合でした。
重要な一戦だけに立ち上がりの硬さを心配しましたが、杞憂に終わりました。
オンザコート数で上回る第1Qのキングスは、#34ハミルトンが外角に出てインサイドにスペースを作ります。#14岸本がチェンジオブペースとチェンジオブディレクションを駆使してインサイドを攻め立て、シュート好調の#31喜多川と#13津山が外角から射抜きます。小気味良いシュートセレクションはオフェンスリバウンドにも好影響を与え、#5マクヘンリーがセカンドチャンスから加点します。
レギュラーシーズン終盤戦のキングスの好調を支えている要因は、二つあると思います。
①開幕当初、あれだけシュートを打ちたがっていた#34ハミルトンがパッサーに徹していること。
②学生時代、スコアラーとして鳴らしていた#14岸本と#13津山が小難しいことを考え過ぎず、シンプルにプレーできていること。
いずれも課題はメンタル面なんですよね。選手心理を理解し、長所を伸ばしていくという点で、ムーさんは素晴らしいコーチだと思います。
対する大阪は、フロアを広く使ってセットオフェンス主体で攻撃を組み立てていました。サイズのないキングスとしては、#55ハレルソン(208cm)と#32エグゼビア・ギブソン(210cm)のツインタワーを同時起用されるほうがキツイと思いますし、実際、第2Qの終盤はこの二人を同時起用することで良い流れを生んでいました。
いずれにせよ、大阪のストロングポイントを消すことが重要で、キングスは明日の試合でも序盤からイニシアチブを取り続けることが重要と思います。
逆に大阪としては、序盤でイニシアチブを取るために、第1Qのオンザコート数を1から2に変えてくることはあるのかな? どこでインサイドを攻めるのかが明確になっていないから、1~3番ポジションに迷いが生じてターンオーバーを繰り返しているように見えました。
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コメント
コメント一覧 (1件)
私もムーさんは、素晴らしいコーチだと思います。個々の選手の能力を伸ばしてくれるのはムーさんだと思います。前半は負けが多い時、野次がありましたが、ムーさんはキングスがB1で王者になる日までHCでいてほしいとずっと思ってます。他にはいないコーチングを持ってる人だと素人ながらに思ってます。
今は雑プレイがあったりする渡辺選手ですが、今後とても楽しみにしてる選手です。きっとムーさんなら彼を最大限伸ばしてくれるはず