—– 11月29日(土) ○東京 100-99 沖縄● [BOXスコア] —–
シーズン開幕後13試合目にして、キングスは4回目の延長戦を迎えました。どんだけ延長好きだよって話ですが、こういうクロスゲームでは両チームとも均衡を破るためのキッカケを探る展開になります。
では延長のわずか5分間の中でどうやってキッカケを掴むかですが、当然のことながら残り時間が少なくなればなるほど思い切った手は打ちづらくなるので、戦い方としては開始1~2分が重要になってきます。この時間帯ならば多少ギャンブルをして失敗したとしても、残りの時間で挽回することが出来るからです。
アパッチの4Q終了時点でのファウル数は、澤岻にマッチアップしている城宝が4つ、インサイドの要であるニック・デービスも4つと、何かを仕掛けるならばキングスが有利と見ていました。しかし、イニシアチブを握ったのはアパッチ。延長が始まるや否やガード陣がフロントコートから積極的にプレッシャーをかけ、ターンオーバーを誘発しリズムを掴んだのです。
対するキングスは、202cmのアンソニー・マクヘンリーを167cmの青木康平にマッチアップさせていました。これは既に4Qにも見せていたマッチアップで、ここを基点に得点を重ねられていたにも関わらず、延長前の2分間のインターバルで修正されなかったことは残念です。
この試合は、両チームの延長の入り方が全てでした。
積極的に仕掛けたアパッチと、4Qと同じ入り方をしたキングス。
最後のフリースローが1本でも入っていれば、という見方もできますが、あれだけフリースローが入らない状況の中で、それに期待しなければならない試合展開にしてしまったキングスの負けです。
桶谷HCは受け身の采配をされる方で、相手の出かたを見た上で最善のカードを切っていきますが、延長戦の出だしは自ら攻めに転じても良いのではないでしょうか。
ちなみに、桶谷HCは昨シーズンのレギュラーシーズン最終戦も、ここ有明コロシアムで延長戦の末、アパッチに敗れています。
目次
コメント
コメント一覧 (3件)
確かに、大分時代のプレーオフを掛けた最後の試合と
状況が似てましたね。あの試合も、アンディ・エリスがFTを
決めていれば!って思ってましたが、采配的には受身でした
よね。
プレーオフで東京と対戦しない事を願うばかりです!
(勝手にプレーオフ進出と決め付けてますが。。)
後悔練習でブーイングの中FTを決めるっていう練習も必要でしょうか(苦笑)
わたしもホソイさんと同じでプレイオフ進出と決め付けてます(*^-^*)
OTは応援する側も体力消耗しますね(汗)
ターンオーバーとFTはキングス永遠のテーマというか、
ホソイさんとは去年の今頃から既にその話をしていた
気がします。
去年と違うのは、気持ちの中でプレイオフ進出が決定
していることですね!
11/22の週刊キングスTVで、『桶谷さんは保守的な
采配をするけれど、今シーズンは積極的な采配もして
いきたい』ということが話されていたと記憶しているの
ですが、ここまでのところあまりそれを感じる機会は
ありません。
次の新潟戦は、ナイスゲームに期待したいですね。