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【戦評】琉球ゴールデンキングス-東京アパッチ戦(11/30)

—– 11月30日(日) ○東京 86-80 沖縄● [BOXスコア] —–
この日のアパッチはインサイドの要、ニック・デービスが2Q途中に2つ目のテクニカル・ファウルで退場。エースのジョン・ハンフリーが3Q終盤に4つめのファウルを犯しますが・・・
この状態のアパッチに勝てないなら、いつ勝つんだ?
という試合内容でした。
アパッチのスターティング5の平均身長は190.4cm。対するキングスは196cmと5.6cm上回っているにも関わらず、それを活かせずリバウンドを奪われるのはディフェンスを崩されたうえでシュートを打たれているから。
bjリーグの試合というと、見ない人からすれば個人技中心とか外国人頼みという印象があるかもしれませんが、アパッチや滋賀のハーフコートバスケットは割と多彩でダブルスクリーン(ある選手をフリーにするために二人のスクリーナーをセットすること)も普通にやってきます。アパッチのスクリーンプレーに対してキングスのディフェンスはマークが遅れ、シューターをフリーにする場面が多々見受けられました。
キングスのセットオフェンスは比較的シンプルで、流れが悪くなると単調になり外国人頼みになる傾向があります。それでもジェフ・ニュートンが30得点20リバウンドくらいの活躍をするとなんとか勝ててしまうのですが、この日のように7得点11リバウンドに留まると苦しい。
セットオフェンスで崩しきれないキングスの生命線は速攻ですが、アパッチのガード陣もそのへんは分かっているのでまずワンパス速攻を許さず、ドリブル突破されそうな場合はファウルで対応し、相手を勢いづかせません。攻め手を断たれたキングスは無理なパスからターンオーバーの山を築きます。
4Qはディフェンスからリズムを掴み、ファウルゲームで6点差まで追い上げますが、『そのディフェンスが出来るんだったら二桁点差がつく前にやって』というのが率直な感想です。
今シーズンのワーストゲームになってしまった感が強いのですが、この敗戦がレギュラーシーズンで良かったです。長いシーズン、こういう日もあるさと気持ちを切り替えて、プレイオフで勝ちましょう。

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この記事を書いた人

「バスケットボールマガジン 琉球バスケ王国」や「バスケットボール沖縄」、バスケットボール専門誌「OUTNUMBER」などに記事を寄稿しています。

コメント

コメント一覧 (2件)

  • もう完全に苦手意識ができあがっちゃったでしょうね。
    プレシーズンまで含めると7連敗、、、、、、
    ただただ、プレーオフで対戦しない事を祈るばかり。
    アパッチを下して優勝!なんてカッコイイ事は決して言いません。

  • いやいやいや、キングスブースターの切り込み
    隊長=ホソイさんがそんな弱気では困ります。
    プレイオフまで5ヶ月・40試合あるので、しっかり
    準備しましょう。

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