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【所感】キングス-埼玉ブロンコス(1/3)

キングス 75-77(OT) 埼玉ブロンコス
前日の試合後の桶谷HCのコメントに『相手のシューターにやられた部分があるので明日はそこを修正したい』と書かれていたので、今日はディフェンスをどのように変えてくるかが一つの焦点でした。
思い起こせば、10月18日(日)のホーム滋賀戦では相手のシューター(ボビー&城宝)にやられて敗れました。キングスのディフェンス・ローテーションはペネトレイトに対してはめっぽう強いのですが、そこからのキックアウトに対しては時折り脆さを露呈します。
【1Q】
キングスのディフェンスはなんと2-3ゾーン。これに対し、埼玉はマリオや太志郎をはじめとするリーグ屈指のシューター陣が火を噴き、1Q終了時点でのフィールドゴール成功率は64.3%(9/14、3P含む)。9-23とキングスいきなり14点のビハインド。
【2Q】
審判の笛が軽く、フラストレーションが溜まる試合。
また、5分24秒、ジョージがゴール下のシュートを放つ際にシューティングハンドを叩かれますが、これには笛は鳴らず。審判にアピールした途端に今度は笛が鳴ってテクニカル。試合を観に来たキングスブースターにとって、今日の審判は敵に見えたはず。
キングスがディフェンスをマンツーマンに切り替えてからは徐々に盛り返し、安史や翼の要所のスリーポイントで追い上げ37-42でクォーターエンド。
【3Q】
2Q終盤の勢いを持続するキングスが試合を優位に進めます。オフェンス・リズムの悪い埼玉はフリースローも決まらず、キングスが逆転。54-51で最終クォーターへ。
【4Q】
埼玉が粘りを見せ、試合は一進一退のまま終盤へ。
キングス1点リード・マイボールで迎えた残り21秒、埼玉60秒タイムアウト。続いてキングスが20秒タイムアウト。1分20秒の長い作戦タイムが明け、キングスの満を持したスローインをなんと太志郎がカット。
悲鳴とため息が響き渡る中、転々とキングスゴール下へ転がるボールを太志郎が追いかけますが、わずかに届かず。ボール所有権が移らなかったため記録(スティール/ターンオーバー)には残りませんでしたが、あわや逆転という痛恨のミス。
その後、埼玉のファウルゲームに対して翼がフリースローを2本沈めますが、マリオが起死回生のスリーポイントシュートを決め返して試合は延長戦へ突入。
【OT】
引き続き一進一退の攻防を繰り広げますが、残り1分を切って埼玉のテレンス・ウッドヤードが同点スリー。密集からジョージのファウルを受けた太志郎が1and1を沈め、熱戦に終止符を打ちました。
☆ ☆ ☆
埼玉のディフェンスは積極的にダブルチームを仕掛け、終始キングスのインサイド陣を封じ込めたうえ、13ものスティールを奪いました。
また、頻繁にメンバーチェンジを繰り返し、勝負どころでスターターに戻すわけでもないので、クラッチタイムに誰を出してどこで点を獲りにくるかを読みづらいチームでした。
4QやOTの終盤に鮮やかなスリーポイントシュートを決められましたが、あれはキングスのディフェンスを責められません。決めた埼玉の選手を素直に称えたいと思います。

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この記事を書いた人

「バスケットボールマガジン 琉球バスケ王国」や「バスケットボール沖縄」、バスケットボール専門誌「OUTNUMBER」などに記事を寄稿しています。

コメント

コメント一覧 (4件)

  • 出だしキングスがゾーンディフェンスで埼玉はマンツー、埼玉のスチールから速攻でダンクを決めるなどまさにいつもの逆の展開でしたね!
    最後のジョージのファールはしょうがないにしてもあんなに笛が軽すぎたらちょっとね~。。。
    昨日も『対戦チームを食い尽くせ』を見事当てた埼玉県民と埼玉ブースター代表さんとAM2:30まで語り明かしました!
    お陰で今日の仕事始めはフラフラです(笑)

  •  
      昨日の試合残念でした、新年2連勝でスタートしたかった
      けど… キングス観戦で自分は初の延長戦を見れ、
      ハラハラドキドキで、楽しかったです。
      自分も埼玉を称えたいと思います。
     
      

  • 19点差をひっくり返し、翼選手のFTが決まったところまではキングスのゲームだと思ったのですが…。試合後のコメントで桶谷HC、澤岻選手ともメンタル面を課題に挙げていました。
    勝利、ボールへの執着心は埼玉のほうが上回っていたということでしょうか。キングスも見習いたいですね。昨シーズンもそうでしたが、なぜか埼玉戦ではキングスの課題が見えてくるように思います。

  • 勝負所の埼玉の集中力は見事でしたね。
    対するキングスは、審判の笛にあきれている場面も見受けられました。切り替えてまた次がんばりましょう。

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