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金沢の街並みと菅原洋介

[キングス富山遠征で見たこと、感じたこと ~ 第1話]
北陸遠征に旅立つ朝。3泊4日ぶんの衣類をキャリーケースに詰め込んでいたところ、靴下がわずか2足しか無いことに気づく。そういやここんとこ仕事が忙しくて洗濯をサボってたんだった。というわけで、北陸に着いて最初の仕事は靴下購入、というマヌケなことになってしまった。
富士山
航路は那覇から羽田へ行って、乗り継いで小松空港へ。今夜は金沢に宿泊する予定。機内では新聞を読んで過ごすつもりだったが、ANA国内線普通席における新聞の提供は1月4日で終了したことを機内で知る。なんてこった。何をして4時間もの時間をつぶせばいいのだ・・・こんな時のために人類には“寝る”という優秀な機能が付いていることを痛感。
金沢の街は仕事仲間であるQianliに案内してもらった。沖縄県民と石川県民が仕事仲間というのはピンとこないけれど、遠隔地でプロジェクトを同時に遂行できるのは文明の力。Qianliは僕よりひと回り年下ながら、海外在住暦もある優秀なエンジニアだ。
連れて行ってもらったのは片町の路地裏にある『武(TAKE)』という店。小ぢんまりした居酒屋と言おうか小料理屋と言おうか、いわゆる吉田類の酒場放浪記に出てきそうな店だった。雪がしんしんと降るなか、静かに揺れる暖簾が渋い。若いのにいい店知ってんなー・・・
白子の天ぷら
お通しはナマコ。次いで出てきたのは白子の天ぷら。
加賀の白子天を食べるのはこれが2回目だけれど、この旨さを文章で伝えられる人には国民栄誉賞を与えていいと思う。見た目がそれほど旨そうじゃないだけに、逆に食べた時の衝撃が大きい。
ジーマミー豆腐のようなプルプルの食感に、クリームチーズのような濃厚なコク。それでいて後味がスッキリしているので、すぐにまたもう一口頬張りたくなる。揚げてあるので表面のカリカリとした食感も楽しい。味付けは天つゆと塩を選べるそうだけど、大将、それは聞くまでもなく塩ですぜ。
ヘシコ
純米酒を飲んでいたところ、店の薦めでサバのヘシコを頂いた。
ヘシコとは魚を糠漬けにした保存食のこと。味はとても濃厚で、沖縄でいうところの豆腐ように近い。お茶漬けに乗せても旨いらしい。
シメに寄せ鍋を頂いた。具材にガス海老、鱈、白子、牡蠣、貝類各種、白菜、長ネギ・・・という豪華キャストが集結。Qianliが一口食べる毎に眉間にシワを寄せていたけれど、その気持ち、分かる。分かるぞぉぉ。
この店は今は広告を出しておらず、リピーターや口コミを聞いて来たお客さんに支えられているらしい。確かに客層は地元の方が多く、観光客は僕だけだった。
東本願寺金沢別院
体が温まったので、ホテルまで30分ほど歩いて帰った。写真は途中にあった東本願寺金沢別院。ストロボを焚いていないのに、これだけ明るく写る雪に感謝。
なお、1月17日(日)のキングス-富山グラウジーズ戦には、ここ金沢に住む菅原洋介の叔父さんがいらしていた。

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この記事を書いた人

「バスケットボールマガジン 琉球バスケ王国」や「バスケットボール沖縄」、バスケットボール専門誌「OUTNUMBER」などに記事を寄稿しています。

コメント

コメント一覧 (3件)

  • 東本願寺金沢別院の写真なんか絵みたいで素敵ですね♪
    金沢3年位前に友人の結婚式で訪れましたがとてもご飯が美味しいとこですよね!
    回転寿司に行きましたがとても美味しく頂きました♪
    その時は雪ではなく大雨でしたが。。。

  • すげー雪すね
    長野にいた頃を思いだします
    うまい食事と酒で温まった後
    雪のさみぃ~中を散歩なんてオツですね~
    アウェイ憧れるな~

  • うまい食事と酒で温まる
     ↓
    雪のさみぃ~中を散歩して凍死寸前(爆)
     ↓
    天然温泉で復活
    という天国と地獄を体験してきました。
    今週末のアウェー京都戦も楽しみですね。

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