キングス公式サイトや沖縄タイムスに「今週末の滋賀戦でキングスが2勝すると、プレーオフ進出(西地区4位以内)が確定する」という趣旨のことが書かれていますが、手元の計算でそうならなかった方はいらっしゃいませんか?
少なくとも僕の手計算ではマジック「3」であり、「今週末、キングスが2連勝してもプレイオフ進出は確定しない」と判断していました。
しかし、よく見てみるとちゃーんとカラクリが隠されていました。そのカラクリとは・・・
まず、4月2日現在の西地区の順位は以下の通りです。
1位.沖縄 27勝15敗(残10)
2位.福岡 26勝16敗(残10)
3位.大阪 24勝16敗(残12)
4位.滋賀 22勝20敗(残10)
—プレイオフ進出ライン—
5位.大分 21勝23敗(残8)
6位.京都 14勝26敗(残12)
7位.高松 11勝31敗(残10)
そして、レギュラーシーズンの順位決定方法はbjリーグオールスターブログでこのように記載されていました。
レギュラーシーズンの順位はカンファレンス内の勝率で決定する。同勝率の場合は、(1)得失点差、(2)総得点の優先順位で決定する。
仮に今週末の滋賀戦でキングスが2連勝すると、勝ち星は以下のようになります。なお、大分は試合が無いため勝ち星に変動はありません。
1位.沖縄 29勝15敗(残8)
・ ・ ・
4位.滋賀 22勝22敗(残8)
—プレイオフ進出ライン—
5位.大分 21勝23敗(残8)
この状況から、仮にキングスが残り試合を全敗し、大分が全勝すると両チームが29勝で並ぶため、順位決定は得失点差に委ねられます。
従って、キングスが今週末2連勝しても、勝ち星で大分に並ばれる可能性がある以上、プレイオフ進出は確定しない。
・・・と、思ってました。
ここにカラクリが隠されていました。
大分の残り試合の中には滋賀戦が2試合含まれているため、「大分が全勝する = 滋賀は2敗する」ことを意味します。すると滋賀は残された6試合を全勝しても28勝になり、大分に抜かれ、キングスと大分の29勝に届かなくなるのです。
沖縄 29勝
大分 29勝
—プレイオフ進出ライン—
滋賀 28勝
以上の理由により、今週末キングスが2連勝するとプレイオフ進出が決まるのです。僕の足りない頭には最後のところが分からなかった!(爆)
コメント
コメント一覧 (5件)
西地区は過去にないくらい激戦ですね。
ここからの試合は取りこぼしがないように願っています。
ちなみに自分の計算では、プレイオフ地元開催までマジック「7」(4月2日現在)になるのですが、そうでしょうか?
対戦相手からも、勝率に変動が出てくるのですね、
プロ野球など、混戦でシーズン終盤になると、勝率の話題があがるけど、バスケでもさばにさんが取り上げてくれて、またまた楽しみが増えます。
逸る気持は、1位通過で地元での地区プレイオフ開催ですが、まずは4以内確定ですかね。
プレイオフはぜひ地元で見たいですね。
福岡と大阪の直接対決が3勝3敗で、この両者が残り試合を全勝すると33勝で並ぶので、キングスのプレイオフ地元開催マジックは「7」になると思います。
東京ブースターのがんまと申します。
私もここで指摘された点に一旦は引っかかった一人です。
ちなみにマジックそのものは2ではなくて3でした。
ただ、琉球が土曜日に1勝(滋賀が1敗)することにより滋賀も大分とともにマジック対象チームになるという話です。マジック対象チームである滋賀が日曜日に敗戦することでマジックを1減らし、琉球の勝利で1減らしでマジック0になるという仕組です。3→2→0とマジックが推移するわけですね。(ややこしい表現ですみません)
野球の報道に慣れた報道機関は比較的正確にマジックを算出しますが、リーグ公式の方はダメダメですので、私は自分のブログで算出を始めました。もしよかったら見てみてください。もしよかったら見てみてください。ちなみに浜松のプレイオフ進出は実は公式発表の一週間前(琉球戦終了時点)に決まってました。
ホーム開催マジックは4月2日現在7であってます。但し、その後の2連敗でマジック消滅してしまいました(福岡も大阪も、残り全勝すると琉球は追いつけないので)。
東京はレギュラーシーズンこそ超低レベルながら、ファイナル4進出、琉球とのファイナルでの再戦をあきらめていません。 是非温かい目で(笑)見ていてください。
>がんまさん
詳しい説明をありがとうございます。
それからブログを拝見しましたが、たいへん分かりやすいです。
今後の更新も楽しみにしています。
アパッチはいま東地区で一番上り調子ではないでしょうか?
逆にキングスは西地区で一番危ない状況なので、お互いに頑張りましょう!