いよいよ5月15日(土)から、プレイオフ沖縄開催ゲームが始まります。昨日はレギュラーシーズンの回想とプレイオフの展望を書きましたが、今日は対福岡戦に特化した見どころを綴ろうと思います。
福岡のヘッドコーチはJBLでのプレイ経験もある小川忠晴氏。かつてはキングス桶谷大HCと共に大分の指揮を執っていたこともあり、気心知れた者同士の腹の探り合いは見どころの一つです。
そんな小川HCのコーチング・フィロソフィーが月刊バスケットボール・マガジン5月号に書かれていますが、その中に福岡で実践しているという興味深い取り組みが紹介されていました。
「試合中に起こした個人のミスに対して仲間同士でミーティングし、原因をディスカッションし、チーム全体の問題として究明していく。指導者から一方的に指摘されるよりも意識付けできるというメリットがある。」
今シーズンの福岡からはチームワークの良さを感じますが、こうした取り組みの一つひとつが信頼関係を生み出しているのかもしれません。
福岡が沖縄でプレイオフを戦うのは去年に続き2回目ですが、昨シーズンを経験している選手が多数残っているのは強みでしょう。会場の雰囲気や気候のことをイメージしたうえで練習に臨めているはずです。
福岡はスティール数がリーグ最多で、キングスとの直接対決でも1試合平均10.8回のスティールを記録しています。これには警戒が必要ですが、福岡のオールコートプレスに対して相性は悪くありません。また、チーム2番目の点取り屋、#5マーリン・ブライアントがキングス戦では活躍出来ていないので、マッチアップが予想されるアンソニー・マクヘンリーやブライアン・シンプソンには普段通りのディフェンスを期待します。
#3マイケル・パーカーを完璧に封じ込めることは不可能と思われますが、得点よりもむしろディフェンスを引き付けて周りを活かすパスを出されるほうが怖いです。なぜならキングス戦ではベンチスタートの伏兵に活躍されているから。具体的に名前を出すと#13リチャード・フォードJr.や#22千々岩利幸に仕事をさせたくありません。願わくばパーカーを孤立させ、そこでしか点を取れない状況に追いやりたいところです。
キングスがイニシアチブを取れるのはリバウンド。逆に言えばそこは絶対に負けちゃだめです。210cm/104kgのジョージ・リーチに対して、福岡のセンターはリングから5メートルほど離れたところでボールを受け取るケースが多いです。そのぶん、ジョージが外におびき出された形になりますので、普段以上にチームのヘルプ・ディフェンスが重要になってきます。リーグ最少失点のディフェンス力を誇るキングスの腕の見せどころです。
カンファレンス・セミファイナルは2戦先勝方式ですが、初戦が重要です。特に初戦の立ち上がりが重要。せっかく勝ち取ったホームコートアドバンテージですから、地の利をフルに活かして、ファンの声援でキングスを勝利に導きましょう。
目次
コメント
コメント一覧 (3件)
いよいよ今日ですね、プレイオフ。
昨日から気分が高揚して未だ眠れません。
寝過ごしてゲームに遅れないよう気いつけます。
ブースト頑張りましょう。
GO KINGS! BEAT 福岡!!
応援がんばります! さばにさんいつも勉強になる内容ありがとうございます!パーカーだけかな?って思ってましたが身が引き締まりました! まずは初戦ですね 伏兵に注意っす
我らがキングスきっとすばらしい結果をもたらせてくれると信じています! Go Kings Do It Again!
さばにさんへ 有明のために準備することetc・・・ の特集をお願いします。チケットはおすすめ通りSコート裏を押さえましたが何卒ビギナーなもんで。。。2連覇に向けて視界良好ですネ。
2連勝できて良かったです。
有明の準備は、また改めて書きますね。