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【観戦記】琉球ゴールデンキングス×アルバルク東京(11/17)


スタートPGの#3並里成は17分の出場時間に留まった
キングス 54(20-13.12-14.8-15.14-15)57 A東京 [BOX]
【スターティング5とマッチアップ】
#3並里成(172cm) – #3安藤誓哉(181cm)
#24田代直希(188cm) – #24田中大貴(192cm)
#51古川孝敏(190cm) – #13菊地祥平(191cm)
#33アイラ・ブラウン(193cm) – #31ジャワッド・ウィリアムズ(204cm)
#40ジョシュ・スコット(209cm) – #53アレックス・カーク(211cm)
【観戦記】
キングスは今節のA東京戦を「シーズン最終戦という気持ちで戦う」(佐々HC)と公言して臨みました。A東京もまた、いつもより1日早く木曜日に沖縄入りして調整する念の入れよう。試合はお互いの長所を潰し合うディフェンシブな展開となりました。
試合開始直後、第1Q 7分16秒の場面で、キングスはホーンセットをやります。トップで#3並里がボールを持ち、右から#40スコットがスクリーン、左から#33ブラウンがスクリーンをセットします。左右どちらにも攻めることができるのがホーンの強みですが、キングスはこのシチュエーションで、必ずといっていいほど#40スコットのスクリーンを使います。
理由は、#3並里と#40スコットのツーメンゲームが強力であること。また、反対側のスクリーナーである#33ブラウン(または#12ジェフ・エアーズ)は3ポイントシュートがうまいので、ポップアウトしてキャッチ&シュートができるためです。
しかし、A東京は前回の直接対決でさんざんこのプレーを見ているので、#3並里が#40スコットのスクリーンを使うことを見越してダブルチームを仕掛けてきました。キングスとしては#3並里の突破力を潰される形となり、結果として出場時間が17分53秒に留まりました。
A東京は、キングスのナンバープレー“ファイブ”についても対策を打ってきました。ファイブは、5番の選手が2番の選手にハンドオフでボールを渡すところから攻撃が始まるのですが、2番・#51古川に対してバンプでコースを塞ぎ、ハンドオフをさせません。
※#24田代直希に対してはまた別の守り方をしていたので、第3Qは田代のファイブを多用していました。
攻撃でリズムを作れないキングスとしては、守り勝ちをするしかありませんでしたが、試合の最終盤、それまでほぼ完ぺきに抑えていた#24田中と#15竹内譲次に決定的なシュートを決められたことは痛恨の極みでした。
幸い、明日の試合までは21時間空いているので、気持ちを切り替えて仕切り直しです。

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この記事を書いた人

「バスケットボールマガジン 琉球バスケ王国」や「バスケットボール沖縄」、バスケットボール専門誌「OUTNUMBER」などに記事を寄稿しています。

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