ウインターカップ2010 男子1回戦
興南 90(30-21,24-18,17-29,19-18)86 金沢
試合前、「(前日敗れた)那覇高のぶんまで頑張ります」と決意を語った興南・井上公男コーチ。
客席には小浜元孝氏(元・いすゞ自動車監督)や佐久本智氏(ジャパンエナジーやいすゞ自動車を経て、現・札幌大コーチ)といった大物がズラリ。井上先生のいすゞ自動車時代の恩師と盟友が見つめます。
興南は3年ぶりのウインターカップ出場で、大舞台での経験の少なさが懸念されていましたが、「課題だったスタートダッシュに成功しました」と三宅くんが胸を張るとおり、興南が一気にペースを握ります。
ディフェンスはお互いにマンツーマンでしたが、開始50秒、興南・上原くんがファウルを2つ犯したところで税所くんにメンバーチェンジ。オフェンスで2in3outの布陣を敷くと、金沢はそれにかち合わせるように3-2ゾーンにスイッチ。
2ピリに入ると金沢は1-3-1ゾーンを敷きますが、これはインターハイ沖縄県予選の対北中城戦をスカウティングしたでしょうか。しかし今の興南はゾーンを苦にせず勢いは止まりません。前半を15点リードで折り返します。
ハーフタイム明け、金沢は1-2-2ゾーンプレスでフロントコートからプレッシャーをかけます。興南のガード・三宅くんが4ファウルでベンチに下がると、流れは一気に金沢へ。成功率48%を誇るスリーポイントを武器に3ピリオド終了時には3点差まで追い上げられます。
4ピリに入ると仲村くんや渡口くんのゴールライン上のポストプレーで金沢のプレスをかわし、興南は落ち着きを取り戻しますが、イニシアチブを取るには至らず、逆転と再逆転を繰り返すデットヒート。
金沢は5メンアウトでコートを広く使いシュートチャンスをうかがいますが、残り1分を切ったところで興南・鈴木くんが価千金のブロックショットを決め、勝利を手中に収めました。
井上コーチは、「渡口がリバウンドやルーズを頑張って、興南のバスケットをやってくれた」と殊勲者にキャプテンの名前を挙げました。
明日の2回戦・明徳義塾戦に向けて、「今日はボールを持った選手をフリーにしてしまった。明日はディフェンスから立て直したい。」(井上コーチ)
興南は今回で9回目のウインターカップ出場ですが、過去8回の出場を振り返って、2回戦負けは一度もありません。
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コメント
コメント一覧 (3件)
本日の延長の先発はシュート不調のカルロスではなく好調のマックでしたね。 選手起用の間違いが本日の敗因。
確か2007年に2回戦で市立船橋に負けましたよ。
>ピッピさん
おおっと、延長で敗れたあの試合は2回戦でしたね。
大会公式リリースが違っている可能性があるので明日確認してきます。