【観戦記】FEB vs 沖縄高校オールスター

7月17日(日)、FAR EAST BALLERS(FEB)対沖縄高校オールスターチームのエキシビジョンゲームが前原高校体育館で行われました。オールスターチームの選手名は伏せますが、僕が見ても8割方名前を知っているほどの、まさにオールスターメンバーでした。
FEB 96(25-25,28-24,28-17,15-28)94 沖縄高校オールスター
ディフェンスはお互いにマンツーマン。FEBが体格差を活かし、開始2分で8-0とリードしたところで沖縄が最初のタイムアウト。
3on3のスペシャリスト集団にハーフコートオフェンスをカッチリやられると分が悪い沖縄は、オールコートやトラップディフェンスを交えてひっかき回します。しかし、ダブルチームの間を割られたり、ポストにフルフロントで付いた時のループパスにカバーが遅れる等、ディフェンスの連携ミスが目立ち3ピリ終了時点で15点差をつけられます。
コーチ陣の細やかな指導を受ける高校生たちは試合中に課題を一つずつ克服し、ディフェンスからリズムをつかんで4ピリ残り1分16秒、ついに同点に追いつきます。
ファウルで得たフリースローを手堅く沈めるFEBが2点リードして残り8秒。ここからお互いにタイムアウトの応酬。沖縄は最後のシュートを#12に託しますが、惜しくもリングにはじかれ試合終了。エキシビジョンゲームの枠を超えた真剣勝負を繰り広げた選手たちに満場の拍手が送られました。
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試合に先立って、FEBによる中高生を対象にしたバスケクリニックが行われました。
印象に残ったのは、クリニックの最後に一日を振り返る時間が用意されていたこと。全員がフロアに座り、目をつぶって1分間、今日の自分ができたこと、できなかったこと、そして講師に指摘されたことを振り返っていました。
これは自分の経験談ですが、僕の中学時代の部活でも同じことをしていました。我々はこれを「黙想」と呼んでいましたが、練習の最後に目をつぶって1分間、一日の練習を振り返ります。
これをすることで、自分と客観的に向き合うことができると同時に、興奮状態を鎮めて気持ちを切り替えることができました。バスケや格闘技って局面局面では頭で考えることができず、反射や習慣で対応することが多いので、練習後や試合後に頭で考える時間を作ることがとても大切だと思います。