MENU

【観戦記】琉球ゴールデンキングス×アルバルク東京(5/7)

キングス 60(18-17.6-21.15-16.21-18)72 A東京 [BOX]
【スターティング5とマッチアップ】
#3並里成(172cm) – #3安藤誓哉(181cm)
#24田代直希(188cm) – #6馬場雄大(198cm)
#51古川孝敏(190cm) – #13菊地祥平(191cm)
#33アイラ・ブラウン(193cm) – #15竹内譲次(207cm)
#12ジェフ・エアーズ(206cm) – #53アレックス・カーク(211cm)
※平均身長:キングス189.8cm、A東京197.6cm
【観戦記】
前半のキングスの攻撃はシンプルで、オンボールスクリーンからA東京にスイッチをさせて、平面のミスマッチを突いていました。1Qはこれが機能していたのですが、2Qに入るとA東京のヘルプの寄りが速くなって得点が停滞しました。
A東京のディフェンスは、キングスにさせてはいけないプレーと、許容するプレー(たとえば#3並里の外角シュートなど)の取捨選択がされていました。逆にキングスからすると、A東京はオールラウンドプレーヤーが多く、さらにこの大一番で#1小島元基という伏兵が現れたため、ディフェンスの絞り込みが難しかったと思います。
#3並里はミスが目立ち、そもそもプレータイムが短かったですが、選手を責められないです。レギュラーシーズン終盤以降のキングスは「守り勝ち」を狙う試合が多く、ディレイド気味に攻撃を組み立てていました。この結果、並里のアップテンポさが生きておらず、彼自身がリズムをつかめていない印象を受けました。
キングスは敗れましたが、Bリーグ開幕元年のオープニングゲームの時と比較すると、両チームの戦力差は確実に縮まっており、Bリーグ通算3シーズンにおけるキングスの成長を実感できた試合でした。
☆ ☆ ☆
今日の結果により、キングスの2018-19シーズンが終了しました。思い返せばいろいろありました。
(1)佐々宜央HC、2シーズン目。持ち味のディフェンスを土台に、攻撃力アップが課題。
(2)沖縄出身の渡辺竜之佑と津山尚大が退団。
(3)ジョシュ・スコットと橋本竜馬、並里成が入団。ガード王国へ。
(4)アーリーカップ優勝。Terrific12優勝。シーズン開幕後も好調。
(5)川崎と千葉、栃木に1勝1敗、A東京に3勝1敗。優勝を狙えるのでは。高まる期待。
(6)12月26日、ジョシュ・スコットの負傷で暗転。その後も続く負傷者。
(7)キングス我慢の時。慣れない2番でプレーする橋本。4番でプレーする古川孝敏。
(8)ケビン・ジョーンズとスコット・モリソンが入団。
(9)アイラ・ブラウンと須田侑太郎、負傷者が復帰する。
(10)シーズン終盤にかけて存在感を増すベテラン橋本、古川。
(11)2年連続の西地区優勝。
(12)チャンピオンシップ準決勝、初のホーム開催・・・。
シーズン終了は、次シーズンの始まりでもあります。
キングスは、所属選手に対して7日後までに新たな契約を締結する意思を通知しなければならず、期日までに通知がない場合は当該選手を自由交渉選手リストへ登録しなければなりません。

Bリーグ「選手契約および登録に関する規程」より抜粋。
Bクラブは、その所属選手に対し、新たな契約を締結する意思およびその契約条件を、シーズン終了の7日後までに書面により通知しなければならない。当該期日までに契約更新通知がなかった場合、当該Bクラブに契約更新の意思が無いものとみなし、当該Bクラブは当該選手を直ちに自由交渉選手リストへ登録しなければならない。

よろしければシェアしてください!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

「バスケットボールマガジン 琉球バスケ王国」や「バスケットボール沖縄」、バスケットボール専門誌「OUTNUMBER」などに記事を寄稿しています。

コメント

コメント一覧 (3件)

  • 東京と差は無いところまで来ましたね!予想外の出来事ばかりのシーズンでしたが、乗り越え強くなった1年だったと思います。

  • あと一歩!!
    ですが昨日の試合を見ていた人は気づいているはず
    決勝に行くチームとの差を
    正直ジョシュスコットがいたらその差を埋める事が出来たのかも(あくまでも私の見解です)
    スコットの存在の大きさは計り知れない
    これもあくまで私の意見ですが、来シーズンは外国人3人の契約をちゃんとフルに使うべきだど思います
    他のチームの様に、ローテーションを組んでプレータイムの長い外国人を休ませる日も必要だと思います
    さばにさんはどう考えますか?

  • 今シーズンの反省を踏まえると、来シーズンは早い段階で3人目の外国籍選手と契約したほうが良さそうですね。
    ただ、Bリーグは来シーズンのレギュレーションをまだ発表しておらず、外国籍選手と何人契約できるのか、ベンチ入りできる外国籍選手が何人なのかが分かりません。
    B1リーグ18チーム中、16チームが既にシーズンを終えているのに、まだ翌シーズンのレギュレーションが分からない、というのはオフシーズンの楽しみが半減するので、改善してほしいなーと思っています。

目次