ウインターカップを現地で観戦すると、朝から晩まで体育館にいるので色んな試合を観られる代わりに観戦記を書く時間がなく、逆に沖縄にいると、時間はあるけれど自分の興味ある試合しか観ない、というジレンマに陥っています。
さて、ウインターカップ2011は今日からメインコート。1万人以上を収容可能な東京体育館で、会場の視線が一点に集中するなかで熱い戦いが繰り広げられます。あの緊張感と高揚感はなかなか他の大会では味わえません。
沖縄のチームが東京体育館でプレーするにあたっては、会場が広すぎてシュートの距離感をつかむのが難しいこと、そして暖房が効いている会場でのプレーに慣れていないこと等が課題に挙げられます。こればっかりは「慣れる」しかないのですが、慣れるためには毎年出場することが重要です。
去年と同じならば、メインコートの記者席は申告制です。なので、申告を忘れると「取材に来たのに席がない」という非常事態に突入します。記者席・カメラエリア・プレスルームの全てが土足OKなので、屋内競技なのに体育館履きを持っていく必要がありません。(←軽く感動しました)
準決勝以降の試合は、試合後にプレスルームで共同会見が開かれます。司会者がコーチに対していくつか質問し、コーチがマイクを使って答えます。その後、記者からの質疑応答タイムに入り、各自が挙手をして質問していきます。
去年の女子決勝で50得点を挙げた長岡萌映子さん(札幌山の手)は、試合後の共同会見の場に裸足で現れました。理由を問われると「シューズのインソールが合ってなかったから」ですって。その状態で50点とったんかーい!と、誰も口には出しませんでしたが心の中で思っていたはず。その長岡さんは今年の東京成徳大戦で大会タイ記録となる51得点の荒稼ぎ。卒業後はWJBL富士通入りが決まっているそうで、町田瑠唯さんとのデュオが復活ですね。今後が楽しみです。
プレスルームには、過去の大会の最多得点者とか、出場校の過去の戦績とか、エントリー変更の情報が壁にびっしりと貼り出されています。試合終了後、BOXスコアが出るまでには少し時間がかかるので、翌日の朝刊に間に合わせなければならない地方紙の記者さんは首長竜のようになって到着を待ちます。速報で記事を書かなければならない人向けに、ランニングスコアのコピーが置かれていることもあります。
プレスルームから試合会場に続く通路では、勝利して歓喜の笑みを浮かべる選手、涙を流す選手、選手を叱咤するコーチの姿など、さまざまな感情が交錯しています。今年もたくさんのドラマが生まれているんでしょうね。行きたかったなぁ…。
なお、今年のウインターカップとインターハイで共にベスト8に入った前橋育英の安西智和コーチは、興南・井上公男コーチのいすゞ時代のチームメイトです。
【試合動画】
youtubeのJ SPORTS オフィシャルチャンネルに、試合のハイライト動画が多数上がっています。
J SPORTS オフィシャルチャンネル
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コメント
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全国大会の裏舞台が想像できました(^.^)
いつかは、ウィンターカップ観戦したいです♪