キングス 85(24-24.13-16.19-21.29-21)82 浜松
昨シーズンFINALの再戦は並里成の劇的ブザービーターでキングスが勝利を収め、年内最後の試合をスウィープで締めくくりました。
浜松は昨日に引き続き、206cmの日本人センター=太田敦也がいることによる優位性を前面に出した戦いを仕掛けます。
試合開始わずか1分で小菅直人が2ファウルでベンチへ。しかし、替わって入った金城茂之が好調。ケガ明けのシゲはこれまでシューター的なプレースタイルでしたが、今日はカットインやパス、リバウンドも好調で、完全復活を印象付けました。
前節の島根戦で攻略されたキングスの3-2ゾーンにも改良が見られ、スポット的に変則ゾーンを織り交ぜていました。チーム全体のリバウンドへ向かう意識も高く、試合はキングスのリズムで進みます。
しかし、浜松が第2Q中盤から反撃を開始。タイムアウトを境に流れが行き交うシーソーゲームとなります。フリーのシュートは確実に決めてくる浜松に対し、3Qのキングスのオフェンスは残念でした。シュートがことごとくリングに嫌われましたが、あれはシュートが悪いわけではなくそこに至るまでのオフェンスが単調過ぎたから。
4Q残り4:40、浜松は不用意なファウルによりキャプテン=ジェフリー・パーマーがまさかのファウルアウト。残り1:11でアメイジング・プレイヤー=大口真洋を投入しますが、試合を決めたのは沖縄のファンタジスタ=並里成でした。
Kings Hysteriaが選ぶ今節のMVPは並里成。選考理由はブザービーターを決めたことではなく、浜松の200cmのポイントガード=ケビン・ガロウェイに対するディフェンスに対して。ドライブに対してはゴールラインを消し、またオフボールではフルフロントやバンプで対応し、それこそ骨のきしむ音が聞こえてくるほどのフィジカルプレーで相手の長所を消していきました。
ただ、終盤は明らかにバテてましたよね。いくらトレーナー3人体制のキングスとはいえ、特定のプレイヤーにプレータイムが集中し過ぎているように思います。
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浜松は試合後、涙を流している選手がいました。このままでは終わらないはず。次の対戦は2か月後の2013年2月23日(土)・24日(日)、アウェイ豊橋市総合体育館にて。
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コメント
コメント一覧 (1件)
キングスの速攻のような早い更新ありがとうございます。
23日は観に行きましたが、確かにビッグマンを必死でディフェンスする並里選手には、感動させられました。
ファウルするところできちっとファウルして止めるあたりも、バスケIQの高さを感じさせてくれて、ますます好きになりました。
日本バスケ界をけん引する人物になるべく、ますますがんばってほしいし、ますます応援しなきゃと思いました。