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【見どころ】キングス-高陽オリオンス

いよいよ決戦の朝を迎えました。9月25日(水)・26日(木)は琉球ゴールデンキングスと高陽オリオンス(韓国KBL)が沖縄県立武道館で対戦します。
僕の考えるオリオンスのベストメンバーは、以下の5人です。
G:#3チョン・テプン(180cm)
G:#2イ・ヒョンミン(178cm)
F:#13キム・ドンウク(194cm)
F:#9チェ・ジンス(202cm)
C:#4レオン・ウィリアムス(197cm)
しかし、この5人だと機動力はあるのですが、キングスに対して高さのミスマッチを作ることが出来ません。両チームを相対的に見て、2番・3番ポジションの高さはオリオンスに分がありますので、ガード1人+フォワード4人という布陣で臨んでくる可能性はあります。その場合、岸本隆一(176cm)や金城茂之(183cm)のところでミスマッチが生じるので、そこを突いてくることでしょう。
オリオンスはガード&フォワード軍団で、全選手に機動力があります。そのため、5メンアウト、もしくはホーンの陣形でオフェンスを始めることが多いです。インサイドに大きくスペースを空けた状態で、#3チョン・テプンにハイピックを仕掛けるところから攻撃が始まります。
ハイピックへの対応が遅れたならば#3テプン自身がシュートを打ってきますし、過剰に対応すればアシストでかわされる。非常にやっかいなプレーヤーです。
昨シーズンまでのキングスならば、彼には並里成をマッチアップさせたと思います。ハイピックに対して、体を当ててボールマンを外に押し出しつつファイトオーバーで対応できる並里のディフェンスはキングスの大きな武器でした。しかし、無いものねだりをしても仕方がないので、ここをどう守るかが最初のポイントになります。
もう一人のポイントガード、#2イ・ヒョンミンが出場している時間帯はモーションオフェンスを使用していました。ボールを持っていない選手がスクリーンを掛け合いながらフリーを作り、#2ヒョンミンのゲームコントロール力を活かす戦術です。
#3テプンが出場している時間帯はオンボール・スクリーンが鍵になるのに対し、#2ヒョンミンが出場している時間帯はオフボール・スクリーンへの対処が鍵になります。今シーズンのオリオンスは、2人のポイントガードの起用法次第でまったく別チームのように振る舞えるところが大きな武器です。
キングスとしてのキーマンは、この2人のポイントガードにマッチアップするであろう山内盛久です。しかし、彼ひとりで全てをカバーするのは困難なので、アンソニー・マクヘンリーやキブエ・トリム、ジェフ・ニュートンらのヘルプディフェンスが命運を握ります。そうです、“団結の力”です。

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この記事を書いた人

「バスケットボールマガジン 琉球バスケ王国」や「バスケットボール沖縄」、バスケットボール専門誌「OUTNUMBER」などに記事を寄稿しています。

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