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【見どころ】キングス-滋賀レイクスターズ

3月8日(土)・9日(日)は沖縄市体育館にて、キングス-滋賀レイクスターズ戦が行われます。この2連戦でキングスが連勝した場合、プレーオフの沖縄開催(西地区4位以内)が決まります。
対戦相手の滋賀は、エースガードの#5小川伸也が負傷により長期離脱中にも関わらず、直近の10試合は9勝1敗と調子は上向きです。キングスとの対戦は昨年10月以来5ヶ月ぶり。僕は滋賀のプレーを久しく観ていなかったので、前節の滋賀-東京戦(3/2(日))の映像を観ました。
すると、3種類のディフェンスをうまく使い分け、相手のオフェンスリズムを分断していることに気付きました。3種類のディフェンスとは、マンツーマンと2-3ゾーン、そしてマッチアップゾーンです。
マッチアップゾーンは1-2-2の陣形からスタートして、トップの位置には#00ブランドン・フィールズを配置。ボールマンにプレッシャーを掛けます。対戦相手のガードからすると、目の前に193cmの長身選手が立つのはやりづらいと思います。視野を遮られるので。
さらに、ハイポストや2線のレシーバーにもプレッシャーを掛けることで、ボールマンにドリブルをさせるか、もしくは距離の長いスキップパスを出させるように仕向けます。ドリブルに対してはダブルチーム、スキップパスに対してはカットを狙います。
たとえ有効なディフェンスであっても、長時間使っていれば対応されていくものですが、滋賀はそれを引っ張りすぎないところが上手いなと思いました。
キングス戦でマッチアップゾーンを使ってくるかは分かりませんが、もし使ってきた時にどう攻略していくかが、今節の見どころの一つだと思います。
キングスのガードは岸本、狩俣、並里、いずれも170cm台なので、193cmの#00ブランドン・フィールズにマッチアップされるとミスマッチが生じます。ここで、クイックネスを活かして強引なドリブル突破を試みれば相手の思うツボ。選手やコーチがどういった方法で滋賀のマッチアップゾーンを攻略していくかに注目しています。

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この記事を書いた人

「バスケットボールマガジン 琉球バスケ王国」や「バスケットボール沖縄」、バスケットボール専門誌「OUTNUMBER」などに記事を寄稿しています。

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