【所感】キングス－ライジング福岡(3/14)

キングス 80(10-15.16-16.19-24.23-13.12-6)74 福岡
【スターティング5とマッチアップ】
4狩俣昌也(178cm) – 8竹野明倫(173cm)
32山内盛久(173cm) – 19徳永林太郎(177cm)
9小菅直人(187cm) – 1仲西淳(180cm)
5アンソニー・マクヘンリー(202cm) – 2レジナルド・ウォーレン(204cm)
50ジェフ・ニュートン(205cm) – 98デイビッド・パルマー(206cm)
【観戦記】
第4Q 残り7分の時点でスコアは47対63、キングスは16点のビハインドを背負っていました。ここから追い上げを図り、第4Q終了のブザーと同時に同点、延長の末に勝利を収めました。
なんだかキングスが初優勝した2008-09シーズンのカンファレンスファイナル、対大阪エヴェッサ戦を彷彿させる得点経過ですが、試合内容はまったくの別物でした。
あの年のカンファレンスファイナルは50ジェフ・ニュートンにボールを集め、個人技で打開しましたが、今節の対福岡戦は序盤からこつこつとインサイドアタックを繰り返し、相手のインサイド陣をファウルトラブルに陥れたことからきっかけを掴みました。
☆　☆　☆
キングスは4狩俣昌也と32山内盛久をスタメンに起用。負傷の14岸本隆一がDNPで、9人のプレイヤーで試合に臨みます。
前日の試合の反省を踏まえ、キングスはオフェンスに改善がなされていました。2ドゥレイロン・バーンズがボールを持ちすぎないこと。パスで攻撃を組み立てること。インサイドへアタックし続けること。
しかし、いかんせんシュート成功率が低く、得点が伸びません。第4Q 残り7分の時点でスコアは47対63。ロースコア、かつ16点のビハインドを背負います。
ここで、序盤からインサイドをこつこつと突いてきた成果が目に見える形で現れます。福岡のインサイド陣が軒並みファウルトラブルに陥り、5アンソニー・マクヘンリーや2バーンズのペネトレイトを止めることができません。キングスは次々に得点を重ね、残り時間1分で63対67と4点差まで追い上げます。
ここからは時系列で。
残り55秒：福岡、サイドラインからのスローイン。ラインフォーメーションから攻撃を組み立てますが、パスミスでターンオーバー。63対67、キングスボール。キングスタイムアウト。
残り44秒：5マクヘンリーのペネトレイトに対して2レジナルド・ウォーレンがハッキングを犯し、個人ファウル5つ目でファウルアウト。フリースロー1投目×、2投目×。しかし、2バーンズがオフェンスリバウンドを拾ってゴール下のシュートをねじ込み、65対67。福岡タイムアウト。
残り20秒：福岡のオフェンスに対して、9小菅直人がセンターライン付近でスティール。速攻に行くところを98デイビッド・パルマーが身体接触で止めますが、このプレーでフレグラントを取られます。9小菅のフリースロー1投目×、2投目○。66対67、さらにキングスボール。
残り17秒：54キブエ・トリムがローポストから1on1を仕掛けますが、ノーチャージエリアのわずかに外で相手を倒してしまい、痛恨のチャージング。66対67、福岡ボール。福岡タイムアウト。
残り15秒：福岡、サイドラインからのスローインを痛恨のキャッチミス。ターンオーバー。66対67、キングスボール。キングスタイムアウト。
残り5秒：5マクヘンリーのシュートが外れ、ディフェンスリバウンドを拾った15セス・ターバーにファウルゲーム。フリースロー1投目×、2投目○。66対68、キングスボール。
残り0秒：5マクヘンリーが同点となるブザービーターを決め、延長戦へ突入。なお、その劇的な瞬間をbjTVのカメラマンが映していない、という痛恨のミス(笑) ←笑えねー
第4Qの勢いを持続したキングスが、延長戦を制しました。