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キングスの2013-14シーズンを振り返って

今シーズンのキングスのテーマは「団結の力」。チーム一丸となってbjリーグ・チャンピオンの座に返り咲きました。
この「団結の力」について、感情論や抽象的な表現を抜きにして具体的に示すことができないかと考えていたところ、その候補となる数字を見つけました。
10.05
これ、何の数字だと思いますか?
キングスが戦った全56試合の、1試合平均の出場選手数です。
開幕当初のキングスの選手は11人で、2月末に並里成選手が加わって12人になりました。アウェイゲームには10人しか帯同させないことや怪我人がいたことを考えると、一試合平均“10.05人”を出場させ続けていたというのは驚くべきことです。
それでいてレギュラーシーズンの最多勝利数記録を更新し、最終的に優勝したわけですからね。まさに「団結の力」です。
それからもう一つ、伊佐勉ヘッドコーチの采配には特徴がありました。
それは金城茂之キャプテンの起用法です。
金城選手はディフェンスが上手な選手ではないため、これまではディフェンスで負荷がかかる起用をされたことがなく、どちらかというと攻撃の起爆剤として期待されていたように思います。
それが今シーズン、京都戦ではデイビッド・パルマーにマッチアップし、浜松戦ではレイ・ニクソン、滋賀戦ではマーシャル・ブラウンと、各チームのエース級の外国籍選手にマッチアップさせていました。
これは、苦手だからやらせない、ではなく、苦手な分野にもアタックさせて、選手の成長を促そうとする伊佐ヘッドコーチの愛情を感じました。
金城選手は口数が多いほうではないので、言葉で引っ張っていくタイプのキャプテンではなかったと思います。しかし、自分よりも10cmも20cmも大きな外国籍選手に泥臭くマッチアップするキャプテンの姿を見て、チームメイトが燃えないわけないですよね。
やはり「団結の力」の中心は、キャプテン金城選手だったと思います。
☆ ☆ ☆
これにて、僕のbjリーグ2013-14シーズンは終わりました。
が、既に来シーズンの戦いは始まっています。有明行きを逃した各チームは着々とコーチ/選手の契約状況を公開しています。
これまでのキングスは、優勝した年のオフシーズンに大なたを振るっています。1度目の優勝後は澤岻直人選手を放出し、2度目の優勝後は桶谷大ヘッドコーチが退任しました。3度目の優勝となる今オフの動向から目が離せません。
また、今週末からはインターハイ沖縄県予選が始まります。中学生の県大会、インターハイ本戦、ああもうすぐ国体だーなんて言っているうちにbjリーグの来シーズンのプレシーズンゲームが始まります。
というわけで、オフシーズン中も更新は続くと思いますので、よろしくお付き合い下さい。

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この記事を書いた人

「バスケットボールマガジン 琉球バスケ王国」や「バスケットボール沖縄」、バスケットボール専門誌「OUTNUMBER」などに記事を寄稿しています。

コメント

コメント一覧 (6件)

  •  
     オフシーズンも影ながら全力でサポートさせていただきます。
     

  • 本当にありがとうございます。
    非常に勉強になるところです。
    これからも戦術など記載してくれたら
    勉強になります。。

  • いつも楽しく拝見しております。
    今シーズンお疲れ様でした。
    来シーズンもよろしくお願いします。
    ファイナルでのキングスのユニフォームカラーについて
    もやもや感があったのでリーグに確認してみました。
    回答がありましたのでコピペします。
    ~~~下記リーグより返答メール~~~
    東と西でどちらを上位とするかは
    前年のチャンピオンが東西どちらに所属していたかに基づきます。
    従いまして、昨シーズンのチャンピオンである横浜が所属していた
    イースタン・カンファレンスが上位扱いとなり
    濃色のユニフォームの着用、北側ベンチの使用、演出順などは
    イースタン・カンファレンスのチームが優先されます。
    なお、今シーズンはご存知の通り沖縄が優勝いたしましたので
    来シーズンに関しては、ウェスタン所属チームが上位扱いとなります。
    今後ともbjリーグを宜しくお願い致します。

  • さばにさんにお願いです。今日放送があったと思われるキングスの優勝特別番組を載せてくれませんか?県外に住んでいるので見れずにくやしいです。どうかよろしくお願いします。

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