津山尚大選手が琉球キングスに入団

琉球ゴールデンキングスがアーリー・エントリー制度に基づき、津山尚大選手（北谷中→福岡大附大濠3年）と契約基本合意に至ったと発表しました。
津山選手は卓越した1on1スキルと強靭なフィジカル、勝負所を感じ取る鋭い嗅覚でゲームを支配する沖縄出身のガードです。背番号は13。
私が津山選手を知ったのは、彼が小学生の頃。あまりミニバスを見ない私のところにもその噂は聞こえてくるほどの有名選手でした。中学生の頃には既に今のプレースタイルを確立しており、その絶対的な存在感から「レブロン（ジェームス）」と呼ぶバスケファンもいたほど。高校生になると、全国大会やおきなわカップで直接取材をさせて頂く機会がありました。結果を追い求め、それを達成するまでの過程にもこだわり、ストイックに自分を追い込むアスリートという印象を持っています。
津山選手との契約により、キングス初の高校生ルーキーの誕生となりました。
プロ野球のドラフト指名選手の場合、高卒ルーキーはじっくりと時間をかけて育てることができるかもしれません。しかし、キングスは常時10～12人の少数精鋭球団であり、今いるメンバーで結果を求められるプロ集団。同じポジションには並里成や岸本隆一がおり、チームメイトとの競争に勝ち、対戦相手に勝つことは容易ではありません。
しかし、早い時期から高卒でプロになることを決意し、より高いレベルのプレーを常に自身に課してきた津山選手ならば、この世界でも大成すると信じています。

バスケットボール沖縄 vol.5（ベースボール沖縄2014年4・5月号掲載）にて、津山選手の特集記事を書きました。
バスケットを始めたきっかけや、強靭なフィジカルを身に着けた経緯、背番号13をつける理由、将来どんな選手になりたいか等々を聞きました。バックナンバーをお持ちの方は、ぜひご覧下さい。
バックナンバーをお持ちでない方は、発行元の丸正印刷さん(098-835-8181)にまだ在庫があるかも。