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【観戦記】琉球キングス-大阪エヴェッサ(3/8)

キブエ・トリム
#54キブエ・トリムは大阪の重量級センター陣と渡り合った
キングス 69(11-14.20-16.14-17.18-16.6-9)72 大阪 *OT
【スターティング5とマッチアップ】
#14岸本隆一(176cm) – #32畠山俊樹(170cm)
#13津山尚大(180cm) – #1今野翔太(182cm)
#9小菅直人(187cm) – #18相馬卓弥(182cm)
#5アンソニー・マクヘンリー(202cm) – #23ジョシュア・ドラード(203cm)
#54キブエ・トリム(209cm) – #2ゲイリー・ハミルトン(206cm)
【観戦記】
キングスは#13津山を初スタメンに起用したものの、延長の末に大阪に敗れました。
大阪のディフェンスは、昨日に比べてタイトでした。特にボールマンに対してはかなり距離を詰めてマッチアップし、ドリブルを突くように仕向けます。で、ボールマンがドライブをするとバンプして直線的にリングへ向かえないようにし、それでも抜かれた場合は3人がかりで囲みます。結果、キングスはかなり窮屈なオフェンスをさせられていました。
第1Q 3:31、キングスが#2ドゥレイロン・バーンズを起用すると流れが変わりました。昨日29得点で勝利の立役者がコートに入ると、大阪はダブルチームで止めに行きます。バーンズはそれを逆手に取り、パスを散らして味方の得点機を演出しました。
#4アンソニー・ケントも気を吐きチームハイの14得点を挙げます。ケントは自分からシュートチャンスをクリエイトするタイプの選手ではなく、チームオフェンスの中でどのように活かしていくかがキングスの課題でしたが、#3並里成や#5マクヘンリーが彼をうまく活かしていることは収穫です。
試合はオーバータイムにもつれる接戦の末、キングスは敗れました。首位争いを繰り広げるチームにとって、2節前の島根戦に続く痛い敗戦です。
12月21日(日)の対滋賀戦(沖縄市体育館で71-74で敗れた試合)の時も思ったのですが、今シーズンのキングスは、闘志をむき出しにしてくる相手に脆い気がします。なにかこう、一歩引いてしまうというか。
今日の試合では大阪の#23ドラードが気迫を前面に出してチームを鼓舞していましたし、12月の滋賀戦では#4ジェフリー・パーマーがその役割を担っていました。
熱くなり過ぎずスマートなプレーをするのがキングスの身上ですが、クロスゲームにおいて相手の闘志を上回る気迫を見せるべきなのか、それとも相手の闘志をいなす術を身につけるべきなのか。
歴代のキングスを振り返ってみると、クリス・エアーやディリオン・スニードなど、悪童的な役割でチームに気合いを注入する選手がいました。
今シーズンのチームを見ていて、キングスはもっと“ワル”になっていいんじゃないかと思っています。

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この記事を書いた人

「バスケットボールマガジン 琉球バスケ王国」や「バスケットボール沖縄」、バスケットボール専門誌「OUTNUMBER」などに記事を寄稿しています。

コメント

コメント一覧 (1件)

  • 悔しい敗戦でした。
    連覇は簡単なものだとは思えないからこそ
    成し遂げてもらいたいです。
    新リーグのこともあるので
    今年しかないbjで連覇を
    琉球にはやって欲しい。

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