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【観戦記】琉球キングス-ライジング福岡(4/3)

キングス 108(27-27.33-18.22-17.26-17)79 福岡
【スターティング5とマッチアップ】
#14岸本隆一(176cm) – #31高畠佳介(183cm)
#6金城茂之(183cm) – #1小野元(190cm)
#9小菅直人(187cm) – #11青木康平(167cm)
#5アンソニー・マクヘンリー(202cm) – #22ジョシュ・ペッパーズ(200cm)
#54キブエ・トリム(209cm) – #35ジョン・ハンフリー(188cm)
【観戦記】
試合前、キングスが勝利するための鍵は二つあると考えていました。一つは、ポイントゲッターである#22ペッパーズと#35ハンフリーを終盤までにヘバらせること。もう一つは、福岡の変則的なディフェンスにハマらないことです。
試合が始まると、福岡のインサイドプレーヤー#44サイラス・テイトがDNP。この結果、福岡はインサイドでは迫力不足であるものの、ガード/フォワードである#35ハンフリーにキングスのセンター陣がマッチアップすることになり、3ポイントシュートを面白いように決められてしまいます。
外国籍選手への依存度が高い福岡に対し、キングスはボールをシェアしながら的を絞らせないオフェンスを組み立て、徐々にリードを奪います。
第2Qのオフィシャルタイムアウト明け、ビハインドを背負う福岡はディフェンスを変えてきました。おそらく、#2ドゥレイロン・バーンズにはマンツーマン、それ以外の選手はひし形を組む“ダイヤモンド・ワン”だったと思うのですが、このディフェンスの変化をキングスは読んでいました。ディフェンスの陣形が整う前にアーリーオフェンスで攻め立て、連続得点で点差を一気に15点まで広げます。福岡の持つ変則的なゾーンに対し、キングスは極めてシンプルな方法で対策を打ちました。
第3Qの立ち上がり、センター#54トリムにマッチアップされた福岡#35ハンフリーが外角から得点を重ねますが、キングスはディフェンスを変え、広めのゾーンで対応。セーフティーリードを保ったキングスが、危なげない試合運びで勝利を収めました。

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この記事を書いた人

「バスケットボールマガジン 琉球バスケ王国」や「バスケットボール沖縄」、バスケットボール専門誌「OUTNUMBER」などに記事を寄稿しています。

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