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【観戦記】琉球キングス-大分ヒートデビルズ(5/3)

小菅直人
ベテラン#9小菅直人はアグレッシブなプレーで味方を鼓舞し、崖っぷちのチームを救った
第2戦 キングス 92(25-14.22-18.14-17.31-19)68 大分
第3戦 キングス 23(12-11.11-7)18 大分
【観戦記】
キングスは第1戦を落とし、第2戦と第3戦を連勝するしかないという状況に追い込まれたことで、積極性を取り戻しました。リングにアタックし続けることと、速攻を狙う姿勢が貫かれていました。第1戦で何もさせてもらえなかった#14岸本隆一が、第2戦でやり返せたことも好材料です。
個人的に最も嬉しかったのは、#6金城茂之と#9小菅の活躍です。キングス在籍歴の長いベテラン選手が、プレーオフに入ってチームを引っ張っているなと。
対する大分は、#2澤岻直人が第1戦の怪我の影響でDNP。また、チームの得点王である#5ケレン・ソーントンが第2戦の第2Qに負傷して20分間ほど不在。まさに飛車角落ちの状況で、最後の最後はキングスの体力に押し切られる形となりました。
それでも、#5アンソニー・マクヘンリーや#54キブエ・トリムをヘルプに行きづらくさせるフォーメーションは脅威でした。こんなに簡単にキングスのディフェンスって崩されちゃうんだなと、少ない手間で最大の効果を得る、大分のシンプルなバスケットに魅了された2日間でもありました。
キングスは1stラウンドを勝ち上がりましたが、外のシュートが決まらない時間帯にオフェンス全体がトーンダウンしてしまうことは懸念材料です。また、#2ドゥレイロン・バーンズがレシーバーになってキャッチ&シュートを打っている時は良いのですが、彼がボールを持ってドライブ、もしくはパッサーに回った時にオフェンスリズムが悪くなることも気になっています。
津山尚大
ポイントガードとしてのプレータイムも増えてきた#13津山尚大

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この記事を書いた人

「バスケットボールマガジン 琉球バスケ王国」や「バスケットボール沖縄」、バスケットボール専門誌「OUTNUMBER」などに記事を寄稿しています。

コメント

コメント一覧 (1件)

  • ブースターさんはどう思うかわかりませんが、私はこんな試合大好きです、圧勝するのもいいですが、こういう試合ほど選手は奮起し、会場は一体となり接戦に勝つことによりチーム力がつくからです、しかし#2沢岻のケガさえなければ大分は…。

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