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【観戦記】琉球キングス-金沢武士団(4/30)

大宮宏正
キングスが最大11点差をひっくり返して1stラウンドを先勝!
キングス 96(23-22.23-27.25-20.25-17)86 金沢
【スターティング5とマッチアップ】
#14岸本隆一(176cm) – #9高松勇介(168cm)
#13津山尚大(180cm) – #8月野雅人(178cm)
#31喜多川修平(185cm) – #38井手勇次(181cm)
#5アンソニー・マクヘンリー(202cm) – #15マーシャル・ブラウン(199cm)
#30イバン・ラベネル(204cm) – #5ジーノ・ポマーレ(203cm)
【観戦記】
金沢は激しいディフェンスからのラン&ガンで、序盤から点の取り合いとなりました。お互いに主導権を渡さず前半は互角の展開。そのせめぎ合いの中で、気づいたことが二つありました。
一つは、金沢が#5ポマーレ(203cm)と#12アンドリュー・フィッツジェラルド(202cm)を同時にコートに出している間は流れが良いこと。
もう一つは、金沢がこの二人を同時にコートに出している間は、#5マクヘンリーを下げられないことです。
ほぼ出ずっぱりの#5マクヘンリーは20得点12リバウンド3アシスト2ブロックの活躍で勝利に貢献し、監督の起用に応えました。
試合前、私はこの試合の見どころの一つに「金沢の日本人スコアラー#38井手勇次の起用法」と書きましたが、その理由を記します。
1月2日のキングス-金沢戦で、#38井手はわずか4本しかシュートを打ちませんでした。これはディフェンスに抑えられたというよりも意図的に試投数を減らしている印象が強く、その分、#8月野や#33与那嶺翼が積極的にシュートを放って得点を分散させることに成功。5人が二桁得点を挙げてキングスに勝利しました。
今日の試合で金沢は敗れたものの、5人が二桁得点を挙げたことでは共通しており、攻撃面では一定の手ごたえを感じているはず。
今日、両チームに共通した課題は点を取られ過ぎたことで、ディフェンスに手が入ることでしょう。明日はもう少しロースコアゲームになると予想します。

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この記事を書いた人

「バスケットボールマガジン 琉球バスケ王国」や「バスケットボール沖縄」、バスケットボール専門誌「OUTNUMBER」などに記事を寄稿しています。

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