沖縄のストリートバスケ3on3のリーグ戦「CROSSOVER」はレギュラーシーズンを終え、いよいよ11月6日(日)、コザのミュージックタウン音市場でFINALが開催されます。FINALに進出できるのはレギュラーシーズン成績上位の4名のみ。その舞台に立つ権利を得た選手は以下のとおりです。
1位:PANZZO
2位:D
3位:BRANDON
4位:TEBICHI
この4名がチャンピオンを目指してFINALを戦いますが、一人では3on3はできません。そこで、FINAL進出を逃した5位~16位の選手を一人ずつドラフト指名していき、チームを結成します。指名順は1位→2位→3位→4位で、これを3巡します。すなわち、レギュラーシーズン成績上位の選手が有利にチーム作りをすることができます。ドラフトの模様は動画で公開されています。
それでは、各チームの特徴を記します。
※カッコ()内はレギュラーシーズンの順位。
◆Team BLUE
PANZZO(1位)
SHINTO(12位)
T.A(7位)
YOSHIAKI(15位)
PANZZOはレギュラーシーズン最多4度の優勝を誇り、ランキング1位でFINAL出場権を獲得した。
昨シーズンはFINALに進みながら、ドラフトでディフェンス重視のチーム作りを行った結果、オフェンス時に対戦相手から的を絞られ悔しい敗戦を喫した。これを踏まえてか、今シーズンのFINALドラフトではオフェンス重視のチーム作りを行った。PANZZOはシーズン中、3度のアシスト王を獲得しており、味方を活かすことにも定評のある選手。超攻撃的ラインナップのタクトを振り、頂点へ駆け上がることができるか?
現時点で最も優勝に近いチームであるが、懸念材料を挙げるとすれば第5戦、第6戦を欠場したSHINTOか。CROSSOVERは競技バスケとは異なる6号球を使用しており、約4ヶ月ぶりにストリートの舞台に復帰するSHINTOがどれだけ早く感覚を取り戻すことができるか。
◆Team RED
D(2位)
MK10(5位)
FUMIYA(8位)
ANI-K(16位)
Dは競技バスケではセンターを務めるが、CROSSOVERでは3ポイントシュートを放つなど、プレーヤーとしての幅を広げている。ルーキーながら開幕戦で鮮烈な優勝を飾り、その後も常にランキング上位をキープしてFINALの切符を掴みとった。
身長187cmのDと188cmのMK10、このツインタワーは他チームの脅威となるだろう。そして、ドラフト2巡目でガードのFUMIYAを指名したことが大きい。彼はDの良さを引き出すことに長けており、最強のパートナーを得たと見る。ここにシュート力のあるANI-Kが加わり、メンバー交代のたびに対戦相手とのギャップを作ることのできるラインナップが整った。
このギャップを有利に使うことができるか、はたまた不利に働くかが、Team REDの明暗を分けそうだ。
◆Team YELLOW
BRANDON(3位)
KEN160(10位)
KOTOBUKI(9位)
SA_TO(13位)
BRANDONは昨シーズンのチャンピオンであり、自他ともに認めるリーグNo.1のスコアラー。さらに、今シーズンはリバウンド王も2回獲得しており、セカンドチャンス、サードチャンスを生み出す源としても活躍する超攻撃的プレイヤーだ。
FINALのチームメイトであるKEN160とKOTOBUKIはクラブチームでも一緒にプレーしており、BRANDONの攻撃力を引き出すことに長けている。また、ドラフトのラストピースとしてフィジカルとリバウンドの強いSA_TOを獲得し、優勝を狙える戦力が揃った。
このチームの明暗を分けるのは、とにかくBRANDON。BRANDONが良ければ勝つ、悪ければ負けるという戦いになるだろう。ディフェンディングチャンピオンの真価が問われる。
◆Team GREEN
TEBICHI(4位)
WATARU(6位)
EZO(11位)
shi-sa-(14位)
シーズン終盤、MK10の猛追を振り切ってFINAL進出を決めたTEBICHI。そして、いま最も勢いのあるWATARU。この二人の勢いこそがTeam GREENの生命線となる。他チームと比べサイズ面で不利になるが、『ファウルアウトがない』というリーグの特性を最大限に活かしたい。
常にチームメイトとのバランスを保ちつつ『大人なバスケット』を披露するTEBICHIだが、FINALはF4同士の個人戦。個で打ち勝つセルフィッシュなTEBICHIも見たい。
目次