キングス 55(16-19.6-15.17-21.16-24)79 川崎 [BOX]
【スターティング5とマッチアップ】
#14岸本隆一(176cm) – #7篠山竜青(178cm)
#24田代直希(188cm) – #14辻直人(185cm)
#31喜多川修平(185cm) – #33長谷川技(190cm)
#5アンソニー・マクヘンリー(202cm) – #22ニック・ファジーカス(210cm)
#7レイショーン・テリー(202cm) – #25ジュフ磨々道(196cm)
※オンザコートは両チームとも2-1-1-2。
【観戦記】
今シーズン、オープンのシュート成功率をなかなか上げることができないキングスと、隙あらばきっちりと沈めることのできる川崎の対戦。また、川崎は勝率8割超えでリーグTOPをひた走っており、戦前から厳しい試合になることが予想されていました。
今日の試合を観て、私はキングスから二つの意図を感じ取りました。
(1)川崎は#12ライアン・スパングラーが欠場。ファウルをできない相手のフロントコート陣に対し、インサイドアタックを貫くこと。
(2)トランジションゲームを展開し、キングスのペースに巻き込むこと。
キングスは序盤からフロアを広く使い、インサイドアタックを繰り返しました。
第2Qに入ると、キングスはディフェンスをゾーンにします。ゾーンは「シュートを打たれるディフェンス」のため、好シューターを揃える川崎に対して使うのはリスクがあったと思います。その反面、ゾーンは「速攻を出しやすいディフェンス」でもあるため、キングスはリスクを承知で後者を優先したのだと思います。
しかし、川崎のプレッシャーディフェンスを前に、じわじわと点差を広げられていきました。
#12スパングラーの不在に加え、#14辻が本調子でない状況下での完敗。正直、「まともにバスケットボールをしていたら勝ち目がない」というほどの戦力差を見せつけられました。
それでも明日、試合があります。
全員を守ろうとしたら全員にやられる。そんな相手に対しては、ディフェンスで優先順位をつけて対応することが求められますが、どこを最優先とするのか。また、オフェンスにどのような変化を加えるのか。
川崎から勝利を得るためには、今日以上に多くのものを捨てる覚悟が必要と思います。
目次