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【文字起こし】伊佐勉HC&津山尚大選手ラジオ出演

2017年2月12日(日) 16時05分から、NHK沖縄ラジオ第1にて琉球ゴールデンキングス特番が組まれました。番組には伊佐勉ヘッドコーチと津山尚大選手が出演し、コマーシャルなしの50分間一本勝負。ひたすらキングストークが繰り広げられました。内容はシーズン前半戦の振り返りと後半戦への意気込み、そしてプライベートや試合の演出に至るまで多岐に渡りました。
で、このブログの管理人、プライベートや演出の部分には興味がないため、バスケットボール競技に関する部分だけを文字起こししました。
――Bリーグで36試合を終えて15勝21敗、西地区5位。この成績をどう感じているか?
伊佐HC もう少し勝っていても良かったと思う。自分たちで落とした試合があり、その分、上位チームとの差が開いてしまっている。逆転されて負けた試合もあり、そこを勝ちにつなげていかないと、このリーグでは上位に行けないと痛感している。
津山 悔しい敗戦もあったが、僕たちのバスケットが通用していないわけではなく、通用している部分もある。通用していない部分をしっかり練習して改善していけばもっと勝てると思う。
――bjリーグとBリーグの違いは?
伊佐HC サイズの差は感じる。身長であったり、体格であったり。それに対抗するには、うちは小さいチームなので、平面で戦わないといけない。(キングスのバスケットが)通用する時間帯もたくさんあるので、その時間帯をどれだけ長く、多く続けられるかだと思う。(通用している部分は)スピードであったり、コートを広く使うことによってワイドオープンができている。しかしシュートが入らないシーンがあるので、決定力を上げていけば必ず良いゲームができると思う。
津山 僕と同じポジションの選手が190cmあったり、外国人選手とマッチアップすることもある。スピードは通用しているので、そこをしっかりと意識して戦っていきたい。
――11月は4連敗を含めて7試合でわずか1勝、12月にも4連敗があったが、何がうまくいっていなかったか?
伊佐HC 徹底の度合いがまずかった。相手がいることなので(こちらのやりたいことを)徹底させてもらえないことはあるが、それに対して自分たちにもっと徹底する意識が必要だった。
――苦しい中でチームは工夫を重ね、ミーティングの機会も増えたと聞いている。
伊佐HC 自分たちのやっていることを確認しながら、良い部分は良い、修正が必要な部分は修正しようと、選手同士がコミュニケーションをとってくれている。崩れることなく、同じ方向を向いていこうとコミュニケーションをとっているので、来週以降につながっていくはずだ。
津山 選手同士で、今日の練習でどのような目標と意図をもって取り組むか、そして前日の反省を話し合っている。
――津山選手をはじめ、田代直希選手や渡辺竜之佑選手といった若手の活躍が目立つ。
伊佐HC 元々ポテンシャルのある3人。渡辺はリバウンドが強い選手で期待している。田代は元々スコアラーで、これまではチームへの遠慮があったかもしれないが、自分の役割や立ち位置(を理解し)、そして一番大きいのはチームが彼を認め始めたこと。彼本来の力を発揮しているが、まだまだできる。
津山 Bリーグになって特別指定選手という枠ができて、僕の一つ上の先輩や一つ下の後輩がどんどんプロの世界に入ってくるようになった。彼らには負けたくない。
――シーズン後半戦巻き返しのキーワードに、伊佐HCは『シンプル』を挙げた。
伊佐HC シンプルにバスケットをしたい。選手がハッスルしやすい環境を作ることが大事。乗ってきたらうちの選手は手が付けられないので、そのような状態をできるだけ長く多く作るために、難しいことをやるんじゃなくて、シンプルなことを高い精度でできるようにしたい。誰かがハッスルすることによって、『俺も俺も』となってチームが一体となって爆発することがあるので、毎試合そういう状態に持っていきたい。
――シーズン後半戦巻き返しのキーワードに、津山選手は『ギャップを作る』を挙げた。
津山 Bリーグが始まって、身長の高い選手や外国籍選手とマッチアップすることがあり、普通に戦ったら通用しない。ギャップをしっかりと作ることで僕たちのスピードがもっと生きて、きれいにシュートを打てる。
――オフェンス面の意識が強い?
津山 そうですね。ディフェンス面ではけっこう守れている。あとはリバウンドが課題だ。
――キングスのフィールドゴール成功率はリーグ15位。選手は改善を意識しているか?
津山 シュートの確率が落ちるのはギャップを作れず、相手にしっかりシュートチェックをされているから。ギャップを作ることで、成功率が上がって得点は増えていくと思う。
伊佐HC おっしゃる通り、シュート確率が(リーグで)下の方。かといってシュートを打てていないわけではない。今は決定力、シュート成功率を上げるよう練習から取り組んでいる。その前に、ギャップを作って良いシュートを打つことが大事だ。

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この記事を書いた人

「バスケットボールマガジン 琉球バスケ王国」や「バスケットボール沖縄」、バスケットボール専門誌「OUTNUMBER」などに記事を寄稿しています。

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