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【観戦記】琉球ゴールデンキングス×サンロッカーズ渋谷(2/19)


キングス 71(22-17.13-23.19-25.17-22)87 SR渋谷 [BOX]
【スターティング5とマッチアップ】
#14岸本隆一(176cm) – #9ベンドラメ礼生(183cm)
#24田代直希(188cm) – #7伊藤駿(174cm)
#31喜多川修平(185cm) – #24広瀬健太(193cm)
#7レイショーン・テリー(202cm) – #34アールティー・グイン(208cm)
#5アンソニー・マクヘンリー(202cm) – #6ロバート・サクレ(213cm)
※オンザコートは両チームとも2-1-1-2。
【観戦記】
前日のSR渋谷のスターターは1ガード&1外国籍選手でしたが、今日は第1Qのオンザコート数を『2』に変更し、ツーガード&2外国籍選手をスタメンに起用。ピック&ロールとHornsオフェンス主体で攻撃を組み立てていました。
対するキングスのディフェンスはマンツーマンとゾーンのチェンジング。ゾーンを多用した要因の一つは、日本人の4番ポジションの負荷軽減にあったと思います。事実、SR渋谷の#0満原優樹(日本人の4番ポジション)がボールを持つとダブルチーム、トリプルチームで囲んでいました。
しかし、#0満原の状況判断が早いうえに良く、インサイドで基点となりながらパスを散らして#34グインや#24広瀬、#1清水太志郎の小気味良いシュートへとつなげます。
また、前日の試合で不調だった#9ベンドラメが復調し、本来の力を発揮しました。得点やアシストも去ることながら、持ち味であるディフェンスとルーズボールでチームを鼓舞しました。
前日の試合では、キングスが序盤からオールコートのプレッシャーディフェンスでリズムをつかみました。キングスファンの中には、「なぜ昨日と同じ仕掛けをしないんだ?」と感じた方がおられたかもしれません。
今日のSR渋谷のスターターはツーガード&ツーインサイドで、キングスがプレッシャーディフェンスをしてきた場合に負荷分散するための備えができていました。ゾーンプレスをしたとしても、おそらく外国籍選手がくさびのパスでプレスダウンをするよう指示が出ていたことでしょう。B1リーグ(かつ元NBL)のレベルにあるチームが対策を打っているところに、あえてそこへ特攻を仕掛けても、無駄に体力を消耗するだけだったのではないかというのが私の見立てです。それならば、別のところに体力を注いだほうがいい。
キングスのプレッシャーディフェンスへの対策、ゾーンへの対策。戦術一つひとつに対して、少しずつ相手が上回っていました。
帰化選手#33アイラ・ブラウンがDNPのSR渋谷に1勝1敗という結果は残念ですが、「攻撃は#31喜多川頼み」という長いトンネルを脱しつつあるキングスの戦いぶりには期待が持てる試合内容でした。

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この記事を書いた人

「バスケットボールマガジン 琉球バスケ王国」や「バスケットボール沖縄」、バスケットボール専門誌「OUTNUMBER」などに記事を寄稿しています。

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