#34ラモント・ハミルトンの特徴をいかにしてキングスのストロングポイントにつなげていくか。模索は続く。
キングス 72(11-15.20-19.19-22.22-12)68 三遠 [BOX]
【スターティング5とマッチアップ】
#14岸本隆一(176cm) – #15鈴木達也(169cm)
#24田代直希(188cm) – #11岡田慎吾(188cm)
#31喜多川修平(185cm) – #73田渡修人(185cm)
#7レイショーン・テリー(202cm) – #8太田敦也(206cm)
#34ラモント・ハミルトン(208cm) – #5オルー・アシャオル(200cm)
※オンザコートはキングスが2-1-1-2、三遠が2-2-1-1。
【観戦記】
「ディフェンスリバウンドの理想形って何でしょうか?」
人それぞれ意見が分かれる議題かと思いますが、私はこう教えられました。
「攻撃側の選手が誰一人リバウンドボールに触れることなく、フロアにボールが落ちること」
それを達成するためには、防御側の全員がボックスアウトを徹底しなければならず、誰か一人でも手を抜けば実現は難しいです。高さで劣る沖縄のチームが全国で戦うために必要なスキルだと思いますし、引いては日本が世界と戦うために必要と思っています。
三遠は#7ジョシュ・チルドレス(203cm)と#2ロバート・ドジャー(206cm)がベンチ入りしておらず、試合前半のキングスは高さを生かしてオフェンスリバウンドからセカンドチャンスで得点を重ねていました。
となると、後半の三遠の課題は明白で、ディフェンスリバウンドをいかにして徹底するか。逆にキングスとしては、「フリーは作るけれどフィニッシュが決まらない」といういつもの流れで、セカンドチャンスに救われている状況でした。
そして迎えた後半最初の攻撃。キングスが最初に放ったシュートに対して、三遠は「ディフェンスリバウンドの理想形」を遂行します。
#31喜多川の放ったシュートはリングに弾かれ、キングスの選手が誰一人リバウンドボールに触れることなく、フロアにボールが落ち、そこから三遠は速攻を仕掛けてシューター#73田渡の3ポイントシュートへとつなげます。
この一連のプレーで一気に流れが変わりましたが、その中でキングスが勝利を拾えた最大の要因はポイントガード#14岸本の状況判断にあったと思います。三遠がトランジションゲームを仕掛けている時間帯にうまくゲームをコントロールしていましたし、三遠が#24田代にボールを持たせるよう方向づけしている時間帯に、空気を読まず#14岸本自身がポンポンとシュートを決めたことも相手としては嫌だったのではないでしょうか。
それにしても、外国籍選手が一人しか出場できない三遠に対し、キングスはスターターの外国籍選手二人がファウルトラブルに陥りました。
スカッと勝てない試合が続きますが、シーズン終盤戦に挙げた“4連勝”という結果を素直に喜ぶべきかもしれません。
目次
コメント
コメント一覧 (4件)
ディフェンスリバウンドの理想形、まったく同じ考えです!
そして最後も。モヤモヤは残っていますが、4連勝は大きい!
今週末のハンナリーズ戦の結果でキングスのワイルドカード可否が決まりそう。
ハミルトンはプレースタイルとしてまずジャンプショットで相手に外を意識させてからドライブやポストプレーを仕掛ける方が得意かなと思いますが、チームのシュート成功率が悪く中を守られやすくなり、さらに彼個人も3が絶不調で有効な攻撃エリアが狭まっているためインサイドアタックに苦戦していますね。琉球に来てパサーの能力は大きく引き出されましたがスコアラーとしては器用貧乏な状態に陥っているのかなあと思います。三河に初勝利したときのパフォーマンスをまた見せてくれるといいのですが
失礼。
誤:ワイルドカード
正:チャンピオンシップ
順位表を確認したところ、西地区2位以内を思いっきり狙える位置なんですね!
今週末は大事な京都戦ですが、自分はおきなわカップの会場からテキスト速報を追います。