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【観戦記】琉球ゴールデンキングス×シーホース三河(5/13)

キングス 72(23-20.15-22.25-18.9-16)76 三河 [BOX]
【スターティング5とマッチアップ】
#14岸本隆一(176cm) – #4狩俣昌也(178cm)
#13津山尚大(180cm) – #14金丸晃輔(192cm)
#16渡辺竜之佑(187cm) – #6比江島慎(190cm)
#7レイショーン・テリー(202cm) – #32桜木ジェイアール(203cm)
#34ラモント・ハミルトン(208cm) – #5アイザック・バッツ(208cm)
※オンザコートは、キングスが2-1-1-2、三河は1-2-1-2。
【観戦記】
レギュラーシーズンの成績は、三河の46勝14敗に対し、キングスは29勝31敗。両チームのゲーム差は実に『17』ありましたが、チャンピオンシップ第1戦の結果は4点差。これぞプレーオフ!という緊迫した試合でした。
序盤で勢いに乗りたいキングスは、スターターに#7テリーと#16渡辺を起用します。レギュラーシーズン最終節で決定的な仕事をした#7テリーの爆発力と、#16渡辺のリバウンド力に託します。
ディフェンスでまず警戒すべきは#32桜木です。得点力もさることながら、1試合平均のアシスト数『4.1』はリーグ2位。キングスは#32桜木にボールを持たれてからどうするかではなく、ボールを持たせないディフェンスを敷きます。桜木へのパスコースを消しつつ、ロブパスを出された場合に備えてヘルプポジションの選手が良い位置取りをしていました。
となると、三河は#13津山にマッチアップされている選手(つまり#14金丸)を中心に攻撃を組み立てます。これはキングスとしても事前に想定していたと思いますが、#14金丸に31点はさすがに取られ過ぎたことと、(攻撃の爆発力を期待してスタメン起用されたであろう)#13津山が第1Qに2本しかシュートを打てなかったことは計算外だったのではないでしょうか。
高さのある三河に対し、キングスはトランジションゲームを仕掛けます。特に#32桜木はディフェンスの戻りが速い選手ではないので、積極的に速攻を仕掛けてアウトナンバーを作りたいところでした。しかし、#21ギャビン・エドワーズが豊富な運動量で穴を埋め、18得点13リバウンドとダブルダブルの活躍。
明日の試合で、キングスは#32桜木を抑えつつ、#14金丸と#21エドワーズの勢いを止めなくてはなりません。#6比江島も2戦連続で不発ということはないでしょう。
仮にキングスが勝って1勝1敗に持ち込んだ場合、5分ハーフの第3戦が行われます。
たとえレギュラーシーズンのゲーム差が『17』あっても、たった10分間のミニゲームでひっくり返る可能性がある。この理不尽さと恐怖感は、旧bjリーグ勢は既知の領域、旧NBL勢は未知の領域です。
その舞台に持ち込むためには、目の前の第2戦に勝つことです。#13津山と#24田代直希のオフェンス面での奮起と、#34ハミルトンのディフェンス面での健闘、そして#31喜多川修平のプレーの可否が鍵を握ります。

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この記事を書いた人

「バスケットボールマガジン 琉球バスケ王国」や「バスケットボール沖縄」、バスケットボール専門誌「OUTNUMBER」などに記事を寄稿しています。

コメント

コメント一覧 (2件)

  • キングスは、bjチャンピオンの意地は見せてくれたと思います。
    思えばアルバルクとの開幕戦、ボロ負けだけはしないでくれと祈ってました。
    でも、キングスは十分通用するチームでした。
    選手、ブースターの皆様お疲れ様でした。

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