先日、キングスのスポンサーをしているある会社にお邪魔してきた。
お仕事中あまりお邪魔しても失礼なのでBasketball Lifeを渡したら長居せず退散するつもりだったんだけど、結局バスケ談議に花咲いて30分も居座ったうえにリポビタンDまでご馳走になってしまった(笑)
さて、日本人選手の陣容がほぼ固まってきたbjリーグ。
キングスは割といい方向に補強できているように感じる。
昨シーズンの弱点だったディフェンス面に関してはヘッドコーチの交代で対応。
ベテランの不在に関しては青木勇人選手が加入したことで、経験という財産をチームにもたらしてくれると信じたい。
僕が初めて自分のお金でチケットを買って行ったJBLの試合は大和証券vs三井生命@駒沢体育館なんだけど、その時に大和のベンチにいたのが青木選手。そして三井のヘッドコーチだったのが河内さん。それが巡り巡って、かたやキングスの選手、かたやリーグのコミッショナー。あの当時はまさか協会に属さないプロリーグが出来るなんて夢にも思わなかったけれど・・・
僕は青木選手や埼玉の庄司選手のディフェンスが好きだ。
ボールを持ったらドリブルを突かせるよう仕向ける。ドリブルを始めたらコーナーへ追いやるよう仕向ける。ローポにダブルチームに行く時はワンドリ突くまでは行かない。
こういう教科書に書かれたようなディフェンスをコート上で体現してくれるので、沖縄のチビッ子にはぜひ真似してもらいたい。逆に、ブロック狙いでコースに入らないようなのは、あまり真似して欲しくないなぁ。
新ヘッドコーチの桶谷さんについては、昨シーズンの大分であれだけのメンバー(ユキ、ヒロ、翼、三友、リーグ得点王)を率いながらプレイオフ進出を逃しているので、彼の実力については懐疑的な部分もあるけれど、キングスの新しい一員として応援していきたい。
澤岻が契約を継続して、困ったのは菅原の使い方。ガード飽和状態のチーム事情ゆえ、よほど頑張らないとゲームには出られない。キングスで2年目を迎えるガード陣も、新参者に簡単にプレイタイムを奪われないよう更なるレベルアップを期待したい。
山城吉超もインカレで大商大が早稲田を倒した時のメンバーなんだから、ベンチで指笛を吹く人としてではなく、プロプレイヤーとして今後もばんばんアップセットを起こして欲しい。
キングスがチームとして機能するために必要な残りのピースは、インサイドの外国人選手とシューターだと思う。
垂直飛び116cmの男=ブライアン・シンプソンは引き続き育てていくとして、走れる即戦力ビッグマンは必要不可欠。シーズン終盤、プレイオフ争いでなりふり構わず勝ちを拾いに行かざるを得ない状況を見据えて、できえばオンザコート4を出来るだけの枚数を揃えたい。
澤岻を1番に据えてゲームコントロールに専念させるためにも、ある程度外からの得点が計算できる選手も欲しい。昨シーズンのように2番吉田・3番ハーブのような布陣だと澤岻が点を取りに行かざるを得ないし、これは選手にとってもチームにとっても本意ではない。
そのためにもシューターが必要なんだけど、入る入らないよりもまず『打つべき状況で打てる選手』が欲しい。昨シーズンのキングスがリバウンドを取れなかったのは、インサイドのサイズも問題だけど何よりオフェンスの終わり方が悪かったから。
小浜元孝さんの言葉を借りると『打つべき場面で打たないのは、打って外すよりも罪が重い』となるんだけど、シュートセレクションの良い選手が2番に座るだけで、キングスはインサイドもだいぶ変わってくると思う。
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