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10/11bj開幕

いよいよ明日に迫ったbjリーグ開幕戦。実際に試合が行われるのは滋賀と沖縄の2会場(4チーム)のみなので、残る8チームのスタッフやブースターさんはじっくりとスカウティングができるはず。
開幕が間近になってルール変更が発表になったりオーセンティックが着られなかったりイヤーブックが事前に販売されなかったり(ぶつぶつ)、なんだか見る側の体勢が整わないうちにシーズンが始まってしまう印象もある。
今季のキングスはディフェンスに力を入れると明言してるけど、開幕まで1ヶ月を切った段階のディフェンス練習を見たら基礎的なディナイとピストルの確認をしていたので面食らってしまった。
開幕戦はまだまだ調整段階だろうし、程度の差こそあれ、どのチームもプレイオフにピークを持っていけるように今後“伸びしろ”を埋めていくのだろう。
今季のbjリーグ、そしてキングスの試合を楽しむうえで、個人的に注目している点が3つある。
(1)別カンファレンスのチームとの戦い方
同一カンファレンスとの試合は間隔を空けながら8試合あるので、その中で強化を図ることも出来るしプレイオフを見据えて死んだふりしてタヌキになることも出来るけど、別カンファレンスとはレギュラーシーズン2連戦があるのみで、次に対戦するのは1発勝負の大一番『ファイナル』。
よって、仮に2連戦ボコられて苦手意識を植え付けられるようなことがあると、その意識を払拭する機会の無いままファイナルで対戦しなければならなくなる。
別カンファレンスとの対戦は最悪でも1勝1敗、仮に2連敗するようなことがあってもファイナルで戦える手ごたえをつかんでおかなければならない。
(2)澤岻直人がシーズン通してPGに徹することができるか
キングスのガード陣はインサイドに切り込んでいくタイプが多く(これは前コーチ=プラネルズさんの遺産)、しかも今季はピュアシューターがいないため、フロアバランスや得点パターンに偏りを作らないよう工夫が必要になるはず。
オフェンスリズムの悪い時間帯が続き、澤岻直人の得点に頼りすぎるようだと昨シーズンの二の舞になりかねない。
(3)オフェンスの終わり方
『ミドルシュートが大好物のセンター=ジェフ・ニュートンがミドルシュートを打ったときに誰がリバウンドに行くのか』 と 『フィジカルコンタクトが大好物のガード=菅原洋介がオフェンスリバウンドに行った時のセーフティーは誰なのか』というところが徹底されているかどうか。
ここが徹底されていないと、いくらディナイやピストルが出来ていたって勝利するのは難しいだろう。

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この記事を書いた人

「バスケットボールマガジン 琉球バスケ王国」や「バスケットボール沖縄」、バスケットボール専門誌「OUTNUMBER」などに記事を寄稿しています。

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