先週末のキングスの対戦相手は高松ファイブアローズだったので、加ト吉のさぬきうどんを食べながら自宅でbjtv観戦しました。やっぱ自宅でさぬきは加ト吉だねー
高松にはbjリーグの個人ランキング上位に名を轟かせる選手が多数所属していますが、出場時間のトップ10には誰一人ランキングされていません。各選手が、限られた時間の中できっちりと数字を残している西地区2位の強豪チームです。
高松のゲームプランとしては、まずキングス得意の速い展開をさせない、速攻を許さないことだったと思います。そのためディフェンスの戻りを速くし、リバウンド後のアウトレットパスに時間をかけさせるよう徹底しており、キングスとしては今シーズン最も重い展開の2連戦でした。
—– 11月8日(土) ○沖縄 88-87 高松● —–
土曜日の試合。スターティング5は共にオンザコート3でしたが、キングスは3人ともビッグマン、対する高松は先発ガードがラシード・スパークスなので、ポジション毎にマッチアップするとアンソニー・マクヘンリー(愛称:マック)のところに日本人選手がつくことになります。この日は岡田がついていたので、キングスとしてはまずマックにボールを入れてミスマッチを突くところからオフェンスが始まります。
2Qのオフィシャルタイムアウト明け、高松はディフェンスをマンツーからゾーンに変えます。ブライアン・シンプソンがゾーンオフェンスを得意としていないことは先日の大阪戦であぶり出されているので、ここでキングスはシンプソンを下げクリス・エアーを投入。その後、高松はジョージ・リーチが3ファウルでベンチへ下がると、キングスもクリスが3ファウルしたところでシンプソンにチェンジ。両チームともしばらく我慢の時間帯が続きましたが、4Q残り5:30に満を持してリーチがコートに戻るとキングスもすかさずクリスを投入。この辺のベンチワークも見ごたえがありました。
マックはドライブインしてファウルをもらい、フィンガーロールでヒョイッと押し込んでカウントAND1を得るのが得意な選手。この日も終盤の大事な場面でリーチやゴードン・ジェームスから値千金のバスカンを奪っていました。もしリーグの個人ランキングに“バスカン取得数”があるとしたら間違いなく上位に来る選手で、僕は彼のことを『Mr.AND1』と呼んでいます。
※ちなみにシューズはAND1ではなくNIKE。^^;
高松は岡田の早打ちが目立ったことと、大事な場面でフリースローを外したことが響き、勝てる試合を落としたという印象です。
—– 11月9日(日) ○沖縄 75-74 高松● —–
日曜日の試合は、マックにスパークスがマッチアップ。そして岡田はディフェンスを引きつけてパスをさばいており、前日に感じた問題点が改善されていました。
この試合も1点を争うクロスゲームになりましたが、シンプソンのフリースローが絶不調の1/6。4Q残り6:13で得た2ショットも1投目を外し、会場に詰め掛けた高松のブースターは大喜び。非常に嫌な流れになったところでタイムアウト。『ここで一息ついて流れを断ち切るのもありかなー。ベンチ、グッジョブ』なんて思っていたら、なんとタイムアウトを請求したのはキングスではなく高松(なんという助け舟???)
ラスト14秒、高松1点ビハインドでスローインのシーン。定石通りにいけば時間をきっちり使って最も確率のいいところで2ポイントショットですが、時間を10秒残して菊池が3ポイントシュート(ショットクロック残ってるのに???)
で、アウト。キングスリバウンド。高松ファウルゲーム。1and1の2投とも成功して3点差。高松ブザビ2ポイントショットで勝負あり。
というわけで、色々とハテナの付く試合でした。
キングスの課題はなんといってもターンオーバーの多さ。特にツーパスアウェイのスキップパスは各チームからカモられとります。前半だけで10個のTOとか心臓に悪いっす。
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